ウェルケア 柴専用 シニアステージの批評(ドライ)

ウェルケア 柴専用 シニアステージ

ウェルケア 柴専用 シニアステージはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

ウェルケア 柴専用 シニアステージ

ウェルケア 柴専用 シニアステージ

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※柴専用、シニアステージ

以下は同メーカーの関連製品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

製品評価成長段階
ウェルケア レトリバー専用 シニアステージ2M
ウェルケア 柴専用 シニアステージ2M
ウェルケア ミニチュア・シュナウザー専用 シニアステージ2M
ウェルケア フレンチ・ブルドッグ専用 シニアステージ2M
ウェルケア ビーグル専用 シニアステージ2M
ウェルケア パグ専用 シニアステージ2M
ウェルケア ジャック・ラッセル・テリア専用 シニアステージ2M
ウェルケア キャバリア専用 シニアステージ2M

ウェルケア 柴専用 シニアステージの原材料とラベルの分析

原材料:肉類(鶏肉、チキンミール、チキンパウダー)、米糠小麦粉コーングルテンフィード、米粉、ビートパルプ動物性油脂アルファルファミールコーングルテンミールビール酵母、魚粉、精製魚油(DHA・EPA源)、酵母エキス、いりこ、オリゴ糖、かつお粉末、かつお・まぐろエキス、乾燥カモミール、コラーゲン、L-カルニチン、殺菌処理乳酸菌、グルコサミン、コエンザイムQ10、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、硫酸銅、塩化カリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン)、香料(ローストガーリックオイル)、ビタミン類(コリン、E、A、C、パントテン酸、B2、B12、ビオチン、D3)、酸味料(クエン酸)、製造溶剤(二酸化ケイ素)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=8.5%, 粗繊維=6.0% (推定乾物繊維量=6.6%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証23%8.5%NA
乾物基準25.5%9.4%55.7%
熱量基準26.2%23.5%50.2%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(鶏肉、チキンミール、チキンパウダー)です。

鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。

鶏肉には犬が生命を維持するために必要な10種類の必須アミノ酸がすべて豊富に含まれています。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉粉です。

熱と圧力を加えて脂肪の分離と水分を取り除き、主にタンパク質とミネラルを残す製法のレンダリングにより通常の生肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

チキンパウダーはチキンスープの水分を飛ばして粉末状にした旨み抽出物です。ドライフードに使われている場合、製造の最終段階でキブルの表面にコーティングして犬の嗜好性を高める天然香料として使われます。

2番目の原材料は米糠です。米糠は玄米を白米に精米するときにでる種皮や胚芽などの副産物です。食物繊維が豊富でタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなども含んでいます。

米糠は低価格な原料であるため他の多くの穀物と同様にドッグフードのかさ増しとみなすことができるため賛否両論がある原材料です。

3番目の原材料は小麦粉です。小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

4番目の原材料はコーングルテンフィードです。コーングルテンフィードはコーンスターチ、コーンシロップの製造時にできる副産物で植物性のタンパク質源です。一般的に牛の飼料に使われます。

コーングルテンフィードとコーングルテンミールは名前が似ていますが異なるものです。例えばタンパク質の含有量が異なります。コーングルテンフィードのタンパク質含有量はコーングルテンミールの約半分です。

5番目の原材料は米粉です。米粉は米を製粉したもので穀粉の一種です。米粉は小麦粉の一般的な代替品です。しかもグルテンフリーで腹持ちが小麦粉より良いです。

6番目の原材料はビートパルプです。ビートパルプはテンサイから砂糖を抽出した後に残る繊維状の物質です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

7番目の原材料は動物性油脂です。動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

8番目の原材料はアルファルファミールです。アルファルファはマメ科の多年草でタンパク質と繊維が豊富です。一般的に飼料作物として栽培されており、ドッグフードに使用されることはめったにありません。

9番目の原材料はコーングルテンミールです。コーングルテンミールはトウモロコシからでん粉を取り除いたあとに残る副産物を脱水、乾燥させたものでトウモロコシ由来の植物性タンパク質です。約60%のタンパク質を含みます。

コーングルテンミールは動物性タンパク質よりも生物学的価値(BV)が劣っており、総タンパク質量を著しく増加させるため、肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

10番目の原材料はビール酵母です。ビール酵母は賛否両論です。ビール酵母はビール醸造で用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、体臭の変化によりダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が多く含まれているので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。

まず、魚粉です。魚粉は一般的に漁業中に獲った魚を船上に備え付けたクッカーを使ってその場で加工して作られます。魚体をそのまま加工するのでタンパク質以外にもカルシウムやリンといった必須ミネラルやEPA、DHAなどのオメガ3脂肪酸を多く含みます。

魚粉は由来する名前を省略しており、魚種を限定していません。これは漁業地域によって魚種の違いが生まれることや漁網で獲って選別せずにそのまま加工されるためです。一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

次に、精製魚油です。魚油はEPAやDHAのようなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。由来する魚の名前が不明ですが、魚油の鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

そして、酵母エキスです。酵母エキスは酵母の細胞壁を破壊して得られる抽出物です。酵母のタンパク質をアミノ酸まで分解すると旨みや甘み、苦みなどが出てくるのでうま味調味料などに使われます。

酵母エキスの抽出方法の違いによって様々な特徴を持つ酵母エキスや特定の成分を多く含む酵母エキス、ブレンドにより特徴的な風味をもつ酵母エキスも存在します。

ここでは酵母エキスに使用された酵母の種類について明記されていないので、この酵母エキスの品質を判断することは不可能です。

それから、オリゴ糖です。オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

次に、殺菌処理乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[1]

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、タウリンです。タウリンは心臓機能の維持をサポートするアミノ酸です。タウリンはAAFCOの栄養基準で犬にとって非必須アミノ酸となっていますが、一部の犬種では体内で十分に生成できていない可能性が指摘されています。

タウリンを原材料に加えているところを見ると特別な配慮を感じます。なお、タウリン欠乏症は穀物を含まないドッグフードを食べている犬がよりなりやすいと考えられています。

最後に、ローストガーリックオイルです。オリーブオイルにローストしたニンニクを漬けたものです。オリーブオイル以外が使われている場合もあります。ニンニク成分が溶け出したオイルは犬に毒性があり、溶血性貧血を引き起こす恐れがあります。[2]

しかし、一方で適量であれば有用であり、ノミ・ダニを寄せ付けない等の効果があると考えられています。ニンニクは賛否両論ありますが、ニンニク入りのドッグフードが長年にわたり安全に利用されている事実は無視できません。

ニンニクが含まれるドッグフードを選ぶ際には溶血性貧血の危険性を知った上でご自身で判断してください。

ウェルケア 柴専用 シニアステージの成分と肉含有量の分析

ウェルケア 柴専用 シニアステージは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が26%、脂質が9%、推定炭水化物が56%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約37%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

コーングルテンフィード、アルファルファミール、コーングルテンミール、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂が含まれているのが残念です。この物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ウェルケア 柴専用 シニアステージの最終評価

ウェルケア 柴専用 シニアステージは動物性タンパク質の供給源として僅かな量の鶏肉を使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

ウェルケア 柴専用 シニアステージ

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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脚注

*1 腸内細菌学会, プロバイオティクス

*2 ASPCA, Garlic