ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージの批評(ドライ)

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ

Amazonで探す楽天市場で探すYahooショッピングで探す

※ポメラニアン専用、オールステージ

以下は同メーカーの関連製品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

製品評価成長段階
ウェルケア レトリバー専用 オールステージ2A
ウェルケア 柴専用 オールステージ2A
ウェルケア ミニチュア・シュナウザー専用 オールステージ2A
ウェルケア フレンチ・ブルドッグ専用 オールステージ2A
ウェルケア ビーグル専用 オールステージ2A
ウェルケア パグ専用 オールステージ2A
ウェルケア ジャック・ラッセル・テリア専用 オールステージ2A
ウェルケア キャバリア専用 オールステージ2A
ウェルケア トイ・プードル専用 オールステージ2A
ウェルケア チワワ専用 オールステージ2A
ウェルケア ミニチュア・ダックスフンド専用 オールステージ2A
ウェルケア ヨークシャー・テリア専用 オールステージ2A
ウェルケア シー・ズー専用 オールステージ2A
ウェルケア パピヨン専用 オールステージ2A
ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ2A
ウェルケア マルチーズ専用 オールステージ2A

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージの原材料とラベルの分析

原材料:肉類(鶏肉、チキンミール)、米糠小麦粉コーングルテンフィード、米粉、コーングルテンミールビートパルプ動物性油脂ビール酵母、精製魚油(DHA・EPA源)、ケルプミール、酵母エキス、オリゴ糖、乾燥カモミール、殺菌処理乳酸菌、L-カルニチン、グルコサミン、コラーゲン、コンドロイチン、酵母抽出物(ヌクレオチド源)、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、塩化カリウム、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、A、C、パントテン酸、B2、B12、ビオチン、D3)、香料(バターオイル、ミルクフレーバー)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=8.5%, 粗繊維=4.5% (推定乾物繊維量=5%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証24%10.5%NA
乾物基準27%12%51.6%
熱量基準26%28%46%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(鶏肉、チキンミール)です。

鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。

鶏肉には犬が生命を維持するために必要な10種類の必須アミノ酸がすべて豊富に含まれています。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉粉です。

熱と圧力を加えて脂肪の分離と水分を取り除き、主にタンパク質とミネラルを残す製法のレンダリングにより通常の生肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

2番目の原材料は米糠です。米糠は玄米を白米に精米するときにでる種皮や胚芽などの副産物です。食物繊維が豊富でタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなども含んでいます。

米糠は低価格な原料であるため他の多くの穀物と同様にドッグフードのかさ増しとみなすことができるため賛否両論がある原材料です。

3番目の原材料は小麦粉です。小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

4番目の原材料はコーングルテンフィードです。コーングルテンフィードはコーンスターチ、コーンシロップの製造時にできる副産物で植物性のタンパク質源です。一般的に牛の飼料に使われます。

コーングルテンフィードとコーングルテンミールは名前が似ていますが異なるものです。例えばタンパク質の含有量が異なります。コーングルテンフィードのタンパク質含有量はコーングルテンミールの約半分です。

5番目の原材料は米粉です。米粉は米を製粉したもので穀粉の一種です。米粉は小麦粉の一般的な代替品です。しかもグルテンフリーで腹持ちが小麦粉より良いです。

6番目の原材料はコーングルテンミールです。コーングルテンミールはトウモロコシからでん粉を取り除いたあとに残る副産物を脱水、乾燥させたものでトウモロコシ由来の植物性タンパク質です。約60%のタンパク質を含みます。

コーングルテンミールは動物性タンパク質よりも生物学的価値(BV)が劣っており、総タンパク質量を著しく増加させるため、肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

7番目の原材料はビートパルプです。ビートパルプはテンサイから砂糖を抽出した後に残る繊維状の物質です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

8番目の原材料は動物性油脂です。動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

9番目の原材料はビール酵母です。ビール酵母は賛否両論です。ビール酵母はビール醸造で用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、体臭の変化によりダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が多く含まれているので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

10番目の原材料は精製魚油です。魚油はEPAやDHAのようなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。由来する魚の名前が不明ですが、魚油の鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、6つの例外があります。

まず、酵母エキスです。酵母エキスは酵母の細胞壁を破壊して得られる抽出物です。酵母のタンパク質をアミノ酸まで分解すると旨みや甘み、苦みなどが出てくるのでうま味調味料などに使われます。

酵母エキスの抽出方法の違いによって様々な特徴を持つ酵母エキスや特定の成分を多く含む酵母エキス、ブレンドにより特徴的な風味をもつ酵母エキスも存在します。

ここでは酵母エキスに使用された酵母の種類について明記されていないので、この酵母エキスの品質を判断することは不可能です。

次に、オリゴ糖です。オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

そして、殺菌処理乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[1]

それから、酵母抽出物です。酵母抽出物は初乳成分のヌクレオチド源として免疫賦活作用など健康な体づくりのために使用されています。ヌクレオチドは体内で合成されるため必須ではありませんが、成長期の急激な成長を補助するために含まれていると考えます。

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

最後に、タウリンです。タウリンは心臓機能の維持をサポートするアミノ酸です。タウリンはAAFCOの栄養基準で犬にとって非必須アミノ酸となっていますが、一部の犬種では体内で十分に生成できていない可能性が指摘されています。

タウリンを原材料に加えているところを見ると特別な配慮を感じます。なお、タウリン欠乏症は穀物を含まないドッグフードを食べている犬がよりなりやすいと考えられています。

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージの成分と肉含有量の分析

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が27%、脂質が12%、推定炭水化物が52%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約44%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均に近い、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

コーングルテンフィード、コーングルテンミール、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは適度な量の肉を含んでいるように見えます。

しかし、このドッグフードに動物性油脂が含まれているのが残念です。この物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージの最終評価

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージは動物性タンパク質の供給源として適度な量の鶏肉を使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ

ウェルケア ポメラニアン専用 オールステージ

Amazonで探す楽天市場で探すYahooショッピングで探す

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

いぬわーんは個人所有のWebサイトです。そしてペットフード製造業者といかなるアフィリエイト提携をしていません。

ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

これはいぬわーんの運営者を支援して、すべてのコンテンツを無料で公開することに繋がっています。

そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 腸内細菌学会, プロバイオティクス