ユニ・チャーム グラン・デリ 食べやすい超小粒

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階の批評(半生)

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階はいぬわーんで最低評価の1つ星と判断されました。

評価:

ユニ・チャーム グラン・デリ 食べやすい超小粒

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※オールステージ

以下は同メーカーの関連製品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階の原材料とラベルの分析

原材料:穀類(小麦粉トウモロコシパン粉小麦グルテン)、糖類(ブドウ糖果糖液糖ショ糖粉末水あめ)、豆類(脱脂大豆大豆パウダーおからパウダー、大豆エキス、大豆タンパク)、肉類(ビーフミール、ポークミール、ビーフ、チキンエキス、チキンミール、ササミパウダー)、動物性油脂、フィッシュミール、ビール酵母セルロースパウダー、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、チーズパウダー、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、リン、亜鉛)、グリセリン、乳化剤、増粘安定剤(加工でん粉、アルギン酸エステル)、保存料(ソルビン酸K、ソルビン酸)、ソルビトール、pH調整剤、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、リン酸塩、酸化防止剤(アスコルビン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス、ローズマリー抽出物)、発色剤(亜硝酸Na)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7.5%, 粗繊維=4% (推定乾物繊維量=5.7%), 水分=30%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証17.6%7.5%NA
乾物基準25%11%53%
熱量基準25%26%48%

このドッグフードの最初の原材料は穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉、小麦グルテン)です。

小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

とうもろこしは炭水化物と食物繊維を除けば犬にとってわずかな栄養しかありません。とうもろこしは安価であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

パン粉は一般的に小麦粉で作ったパンを粉状に砕いて作られたものです。炭水化物が豊富です。かさ増しするために加工食品業者から安価に仕入れた廃棄物でしょう。

小麦グルテンは小麦のでんぷん質を取り除いた後に残るゴムのような残留物です。小麦グルテンはタンパク質が豊富に含まれていますが、肉よりも消化性必須アミノ酸スコアが劣っています。

2番目の原材料は糖類(ブドウ糖果糖液糖、ショ糖、粉末水あめ)です。

ブドウ糖果糖液糖はとうもろこしやさつまいもなどのでん粉から作られるブドウ糖と果糖を主成分とする糖です (糖のうち果糖の割合が50%未満) 。毒性はありませんが、食事ごとに砂糖を消費していると肥満や糖尿病のリスクが高まります。

ショ糖は砂糖の主成分で甘味料です。砂糖はグリセミック指数 (食後血糖値の上昇を示す指標) が高いため血糖値に悪影響を与えます。また、健康 (糖尿病、肥満) と歯の問題につながる可能性があります。

粉末水飴はでん粉を酵素で加水分解して作られます。粘度調節の役割を担っています。それに水分保持の効果によって食感が柔らかくなります。しかし、砂糖は人間と同様、犬にとっても健康に悪い栄養素です。

3番目の原材料は豆類(脱脂大豆、大豆パウダー、おからパウダー、大豆エキス、大豆タンパク)です。

脱脂大豆は大豆油の製造過程で生じる搾油副産物(搾り滓)で植物性タンパク質源です。トリプトファンを比較的多く含み、植物性タンパク質源の中ではリジンを豊富に含むことから必須アミノ酸のバランスを取る目的として使われることが多い。

しかし、脱脂大豆を単体で見ると肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコアが低いと予想されます。そして総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

大豆パウダーは大豆から水分を取り除いて粉末状に粉砕したものです。植物性タンパク質を多く含みますが、肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコアが低く、安価なかさ増しとして利用されます。肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

おからパウダーは大豆から豆腐を製造する過程の残渣物 (おから) から水分を取り除いて粉末状にしたものです。栄養価が非常に高く、不溶性繊維や植物性タンパク質などを含みます。しかし、総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

大豆エキスは大豆を水で煮込んで作った大豆スープのことで水溶性のビタミン等の栄養が溶け出ていますが、栄養価はそれほど高くありません。しかし、ドッグフードに風味と水分を与えます。

大豆タンパクは大豆に含まれるタンパク質を抽出したもので肉よりも消化性必須アミノ酸スコアが低く、総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

4番目の原材料は肉類(ビーフミール、ポークミール、ビーフ、チキンエキス、チキンミール、ササミパウダー)です。

ビーフミールとポークミールは血液、毛、蹄、皮、糞尿、胃および第一胃の内容物を除いた該当する動物 (牛、豚) または動物の一部をレンダリングして乾燥させた肉粉です。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉粉です。

これらのミールはレンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

ビーフは犬に必要な10種類の必須アミノ酸がすべて含まれている良質なタンパク質源です。

チキンエキスはドライフードに使われている場合、製造の最終段階でキブル (粒) に対して噴霧して犬の嗜好性を高める天然香料として使われます。

ササミパウダーは、ササミを脱水して粉末にしたものです。ささみは高タンパク・低カロリーの代名詞とも言える食材です。

5番目の原材料は動物性油脂です。動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

6番目の原材料はフィッシュミールです。フィッシュミールは魚をレンダリングして乾燥させた魚粉です。レンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の生魚よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

フィッシュは由来する魚の名称を省略しており、匿名の魚であることを意味しています。一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

7番目の原材料はビール酵母です。ビール酵母は賛否両論です。ビール酵母はビール醸造で用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、体臭の変化によりダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が含まれています。総タンパク質量を増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

8番目の原材料はセルロースパウダーです。セルロースは不溶性食物繊維で1食あたりのカロリーを下げて、満腹感を与えるために加えられています。栄養的価値はないので繊維の利点以外、犬にメリットはありません。

9番目の原材料は野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)です。

人参は根菜では唯一の緑黄色野菜でβ-カロテンの含有量がすば抜けて多いのが特徴です。また、食物繊維とビタミンB6、ビタミンKが多く含まれています。その他の必須栄養素は控えめです。

かぼちゃはβ-カロテン、ビタミンB群、食物繊維を多く含む緑黄色野菜です。

ほうれん草は栄養価が非常に高い緑黄色野菜でビタミンK、ビタミンA、ビタミンC、葉酸、マンガン、マグネシウム、鉄分の豊富な供給源です。

10番目の原材料はチーズパウダーです。タンパク質、ミネラルを多く含みます。チーズは作るときに乳酸菌が乳糖を栄養源にするため、牛乳よりも乳糖が少ないです。何チーズを使用しているのかは分からないので塩分量は不明です。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。

まず、プロピレングリコールです。保湿剤として半生フードを柔らかく湿った状態に保ちます。犬の半数致死量は〜9mL/kgです。低用量では毒性が低いのでアメリカ食品医薬品局でGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。[1,2]

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので長期間与えられたときの潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、プロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

そして、グリセリンです。グリセリンは保湿剤としてドッグフードの水分を維持する効果があります。また、甘味料でもあります。

それから、アルギン酸エステルです。正式名称は「アルギン酸プロピレングリコールエステル」です。増粘剤または安定剤として使われる食品添加物です。低用量では毒性が低いと考えられます。

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので長期間与えられたときの潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、アルギン酸エステルに含まれるプロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

次に、調味料です。ペットフード安全法では添加物の一括表示が認められています。[3] 調味料には物議をかもすグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれている可能性があります。読者の注意を引くため赤文字にしました。

次に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン)だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

次に、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)です。

二酸化チタンは白色の着色料です。この着色料は一部では安全な食品添加物であると主張する人もいますが、国際がん研究機関 (IARC) では「IARC発がん性リスク一覧」のグループ2B (ヒトに対する発癌性があると考えられる) に該当しています。

着色料は不要物です。犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。着色料は飼い主を満足させるためだけに使われています。

最後に、亜硝酸Naです。亜硝酸ナトリウムは変色を防ぎ、鮮やかな色を保つ発色剤として食品添加物に指定されています。ボツリヌス菌の繁殖を抑制する効果がある一方でメトヘモグロビン血症によりチアノーゼを引き起こす可能性であったり、発ガン性のあるニトロソアミンの生成と関連しています。ペットフード安全法では使用基準 (上限値100μg/g) が設定されています。

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階の成分と肉含有量の分析

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階は原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が25%、脂質が11%、推定炭水化物が53%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約44%です。

一般的なソフトタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

小麦グルテン、脱脂大豆、大豆パウダー、おからパウダー、大豆タンパク、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂、プロピレングリコール、アルギン酸エステル、ビタミンK、二酸化チタン、亜硝酸Naが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階の最終評価

ユニ・チャーム グラン・デリ ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階は動物性タンパク質の供給源として僅かな量の動物の種類が特定できる肉類を使用した穀物を含むソフトタイプのドッグフードです。星1の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

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リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。


以下のリストはユニチャームが過去にドッグフードをリコールした際の情報です。リコール情報は2019年から記録を取り始めています。

脚注

*1 PET POISON HELPLINE, Propylene Glycol

*2 MSD MANUAL Veterinary Manual, Propylene Glycol Toxicosis

*3 農林水産省, 「農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A」

-星1

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