ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用の批評(ソフト)

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用はいぬわーんで最低評価の1つ星と判断されました。

評価:

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用

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Unicharm Corporation

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※シニア犬 ミニチュアダックスフンド用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用の原材料

原材料:穀類(小麦粉トウモロコシ小麦グルテン、玄米)、肉類(チキンミール、ささみ、チキン、チキンエキス)、糖類(ブドウ糖果糖液糖ショ糖粉末水あめ)、豆類(大豆、大豆エキス、脱脂大豆おからパウダー)、魚介類(フィッシュミール、小魚パウダー、フィッシュエキス)、油脂類酵母、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダ―、ホウレンソウパウダー)、ゼラチン、プロピレングリコール、グリセリン、乳化剤、ソルビトール、保存料(ソルビン酸K、ソルビン酸)、ミネラル類(塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、亜鉛)、増粘安定剤(加工でん粉)、pH調整剤、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、グルコサミン塩酸塩、トレハロース、リン酸塩、酸化防止剤(アスコルン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス、ローズマリー抽出物)、コンドロイチン硫酸、ミルクカルシウム

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=7.5%, 粗繊維=4% (推定乾物繊維量=5.7%), 水分=30%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証16%7%NA
乾物基準23%10%56%
熱量基準23%25%52%

このドッグフードの最初の原材料は穀類(小麦粉、トウモロコシ、小麦グルテン、玄米)です。

小麦粉はとうもろこしと同じ安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

トウモロコシは有害な成分ではありませんが、炭水化物と食物繊維を除けば犬にとってわずかな栄養しかありません。

小麦グルテンは小麦のでんぷん質を取り除いた後に残るゴムのような残留物です。小麦グルテンはタンパク質が豊富に含まれていますが、肉よりも消化性必須アミノ酸スコア (DIAAS)が劣っています。

このような植物由来の原材料は製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

玄米はドッグフードの製造過程を経て消化しやすい穀物になります。炭水化物が豊富で天然繊維、ミネラル、ビタミンBを含んでいます。

2番目の原材料は肉類(チキンミール、ささみ、チキン、チキンエキス)です。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。レンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の鶏肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

ささみは高タンパク・低カロリーの代名詞とも言える食材です。

チキンは犬に必要な10種類の必須アミノ酸がすべて含まれている良質なタンパク質源です。

チキンエキスは鶏肉を水で煮込んで作るチキンスープのことで栄養価はそれほど高くありませんが、ドッグフードに風味と水分を与えます。

3番目の原材料は糖類(ブドウ糖果糖液糖、ショ糖、粉末水あめ)です。

ブドウ糖果糖液糖はとうもろこしやさつまいもなどのでん粉から作られるブドウ糖と果糖を主成分とする糖です (糖のうち果糖の割合が50%未満) 。毒性はありませんが、食事ごとに砂糖を消費していると肥満や糖尿病のリスクが高まります。

ショ糖は砂糖の主成分で甘味料です。砂糖はグリセミック指数 (食後血糖値の上昇を示す指標) が高いため血糖値に悪影響を与えます。また、健康 (糖尿病、肥満) と歯の問題につながる可能性があります。

粉末水飴はでん粉を酵素で加水分解して作られます。粘度調節の役割を担っています。それに水分保持の効果によって食感が柔らかくなります。しかし、砂糖は人間と同様、犬にとっても健康に悪い栄養素です。

4番目の原材料は豆類(大豆、大豆エキス、脱脂大豆、おからパウダー)です。

大豆は最も完全な植物性タンパク質であり、肉や卵よりも手頃な価格のタンパク質源です。しかし、肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコア (DIAAS)が低いです。

大豆は製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させ、安価なかさ増しとして利用されるため肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

大豆は人間にとって健康的で栄養が豊富だと考えられていますが、犬にとってはそうではありません。

大豆エキスは大豆を水で煮込んで作った大豆スープのことで水溶性のビタミン等の栄養が溶け出ていますが、栄養価はそれほど高くありません。しかし、ドッグフードに風味と水分を与えます。

脱脂大豆 (大豆ミール) は大豆油の製造過程で生じる搾油副産物(搾り滓)です。一般的に家畜飼料として使われています。

脱脂大豆にはタンパク質が含まれていますが、この植物性タンパク質は肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコア (DIAAS)が低いと予想されます。

そして製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

おからパウダーは大豆から豆腐を製造する過程の残渣物 (おから) から水分を取り除いて粉末状にしたものです。栄養価が非常に高く、不溶性繊維やタンパク質などが含まれます。

このタンパク質は肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコア (DIAAS)が低いと予想されます。

そして製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

5番目の原材料は魚介類(フィッシュミール、小魚パウダー、フィッシュエキス)です。

フィッシュミールは魚をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。レンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の生魚よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

“フィッシュ”は由来する魚の名称を省略しており、匿名の魚であることを意味しています。一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

小魚パウダーはEPAとDHA、そして小魚の骨まで摂取できるのでカルシウムが豊富に含まれます。それに小魚はお出汁として使用されることから分かるように旨みをドッグフードに与えます。

フィッシュエキスは匿名の魚を水で煮込んで作る魚スープのことです。匿名の魚なので栄養価に関しては不明ですが、ドッグフードに風味と水分を与えます。

6番目の原材料は油脂類です。油脂類は原材料名を省略しているので動物性油脂または植物性油脂のどちらを使用しているのかすら不明です。この原材料に評価を下すことはできません。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、7つの例外があります。

まず、酵母です。酵母は真菌類に属する単細胞の生きている菌ですが、一般的には出芽酵母 (ビール酵母、パン酵母など) の一種を指しています。

酵母は腸内で善玉菌として働き、悪玉菌を退治して、腸内環境を整えてくれます。また、糖質を分解してアルコールと炭酸ガスに変え、糖の吸収を阻害して血糖値の上昇を抑える効果もあります。

酵母の種類によって得意不得意があり、アルコールを作り出すのが得意な酵母もあれば、炭酸ガスを作り出すのが得意な酵母もあります。ビール醸造やパン作りに使われる酵母が異なるのはそのためです。

そして、一言で酵母といっても、その種類は実に様々です。ここでは使われている酵母の種類について明記されていないので品質を判断することは不可能です。

次に、ビートパルプです。甜菜 (サトウダイコン) に含まれる食物繊維です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。

ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

そして、プロピレングリコールです。保湿剤として半生フードを柔らかく湿った状態に保ちます。犬の半数致死量は〜9mL/kgです。低用量では毒性が低いのでアメリカ食品医薬品局でGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。[1,2]

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、プロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

それから、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、調味料です。ペットフード安全法では添加物の一括表示が認められています。[3] 調味料には物議をかもすグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれている可能性があります。読者の注意を引くため赤文字にしました。

次に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン)だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

最後に、トレハロースです。賛否両論の食品添加物です。トレハロースはきのこ類や酵母などに含まれている天然の糖質です。安価に大量生産する方法としてトウモロコシやジャガイモのでん粉から製造されます。[4]

糖質であることから甘味料ではあるものの、グリセミック指数が低く、保湿性に優れているため品質維持の保存料として使われることが多いです。ただし、一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなります。

アメリカ食品医薬品局ではGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。

しかし、英紙Natureに掲載されたJ. Collinsらの論文でトレハロースの危険性が示唆されました。具体的にはクロストリジウム・ディフィシル菌のRT027株とRT078株 (強毒菌) がトレハロースを栄養源として増殖する可能性があるとのことです[5]。難治性の腸炎を引き起こします。

でも、天然のトレハロース源であるきのこ類・パンを食べた人が強毒菌の症状を起こしていないのはなぜでしょうか。製造元の株式会社 林原のプレスリリースにて見解および安全性を見る限り、トレハロースは安全であると考えられます。[6]

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用の総合評価

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用は原材料だけで判断すると平均以上の平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が23%、脂質が10%、推定炭水化物が56%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約43%です。

一般的な半生タイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

小麦グルテン、大豆、脱脂大豆、おからパウダーで総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードにプロピレングリコール、匿名の油脂、ビタミンKが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用は穀物を含んでいます。動物性タンパク質の供給源として僅かな量の由来が分かる家禽と匿名の魚を使用した半生タイプのドッグフードです。星1の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質に基づいて決定しています。

ユニ・チャーム ベストバランス ふっくら仕立て ミニチュア・ダックスフンド用 10歳以上用

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

これはいぬわーんの運営者を支援して、すべてのコンテンツを無料で公開することに繋がっています。

そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 PET POISON HELPLINE, Propylene Glycol

*2 MSD MANUAL Veterinary Manual, Propylene Glycol Toxicosis

*3 農林水産省, 「農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A」

*4 TREHA Web, よくある質問

*5 Nature, Dietary trehalose enhances virulence of epidemic Clostridium difficile

*6 林原, 雑誌Natureに掲載されたトレハロースに関する論文について

-星1

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