ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りの批評(半生)

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り

Unicharm Corporation

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※柴犬向け、オールステージ用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りの原材料

原材料:穀類(パン粉小麦粉トウモロコシ)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ササミパウダー、ビーフミール、ポークミール)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖)、豆類(脱脂大豆おからパウダー)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、ビール酵母、ハーブ、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダ―、ホウレンソウパウダー)、プロピレングリコール、グリセリン、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、ナトリウム、リン、亜鉛)、乳化剤、保存料(ソルビン酸K)、pH調整剤、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=9%, 粗繊維=3% (推定乾物繊維量=4.2%), 水分=30%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証20%7%NA
乾物基準29%10%48%
熱量基準29%25%46%

このドッグフードの最初の原材料は穀類(パン粉、小麦粉、トウモロコシ)です。

パン粉は一般的に小麦粉で作ったパンを粉状に砕いて作られたものです。炭水化物が豊富です。かさ増しするために加工食品業者から安価に仕入れた廃棄物でしょう。

小麦粉はとうもろこしと同じ安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

トウモロコシは有害な成分ではありませんが、炭水化物と食物繊維を除けば犬にとってわずかな栄養しかありません。

2番目の原材料は肉類(チキンミール、チキンエキス、ササミパウダー、ビーフミール、ポークミール)です。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。

ビーフミールとポークミールは血液、毛、蹄、皮、糞尿、胃および第一胃の内容物を除いた該当する動物(牛、豚)または動物の一部をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。

これらのミールはレンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の生肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

チキンエキスは鶏肉を水で煮込んで作るチキンスープのことで栄養価はそれほど高くありませんが、ドッグフードに風味と水分を与えます。

ささみは高タンパク・低カロリーの代名詞とも言える食材です。ササミパウダーはささみを脱水して粉末にしたものです。

3番目の原材料は糖類(ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖)です。

ブドウ糖果糖液糖はとうもろこしやさつまいもなどのでん粉から作られるブドウ糖と果糖を主成分とする糖です (糖のうち果糖の割合が50%未満) 。毒性はありませんが、食事ごとに砂糖を消費していると肥満や糖尿病のリスクが高まります。

オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

4番目の原材料は豆類(脱脂大豆、おからパウダー)です。

脱脂大豆 (大豆ミール) は大豆油の製造過程で生じる搾油副産物(搾り滓)です。一般的に家畜飼料として使われています。

脱脂大豆にはタンパク質が含まれていますが、この植物性タンパク質は肉や卵よりも生物学的価値(BV)が低いと予想されます。

そして製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

おからパウダーは大豆から豆腐を製造する過程の残渣物 (おから) から水分を取り除いて粉末状にしたものです。栄養価が非常に高く、不溶性繊維やタンパク質などが含まれます。

このタンパク質は肉や卵よりも生物学的価値(BV)が低いと予想されます。

そして製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

5番目の原材料は動物性油脂です。由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

6番目の原材料は魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)です。

フィッシュミールは魚をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。レンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の生魚よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

“フィッシュ”は由来する魚の名称を省略しており、匿名の魚であることを意味しています。一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

乾燥小魚は低カロリーでタンパク質とカルシウム、EPAとDHAを豊富に含んでいます。それに小魚はお出汁として使用されることから分かるように旨みをドッグフードに与えます。

7番目の原材料はビール酵母です。賛否両論です。ビール酵母はビール造りで用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、ダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が含まれています。製品ラベルに記載されている総タンパク質量を増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

8番目の原材料はハーブです。ハーブは有用植物の総称です。ハーブの種類が分からないため、この原材料に評価を下すことはできません。

9番目の原材料は野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダ―、ホウレンソウパウダー)です。

人参パウダーはβカロテン、ミネラル、食物繊維が豊富です。

カボチャパウダーはカロテン、ビタミンB群、食物繊維を多く含む緑黄色野菜です。

ほうれん草パウダーはビタミン、ミネラルなど、すべての栄養価が非常に高い緑黄色野菜です。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、6つの例外があります。

まず、プロピレングリコールです。保湿剤として半生フードを柔らかく湿った状態に保ちます。犬の半数致死量は〜9mL/kgです。低用量では毒性が低いのでアメリカ食品医薬品局でGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。[1,2]

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、プロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

次に、グリセリンです。グリセリンは保湿剤としてドッグフードの水分を維持する効果があります。また、甘味料でもあります。

そして、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

それから、調味料です。ペットフード安全法では添加物の一括表示が認められています。[3] 調味料には物議をかもすグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれている可能性があります。読者の注意を引くため赤文字にしました。

次に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン)だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

最後に、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)です。

二酸化チタンは白色の着色料です。この着色料は一部では安全な食品添加物であると主張する人もいますが、国際がん研究機関 (IARC) では「IARC発がん性リスク一覧」のグループ2B (ヒトに対する発癌性があると考えられる) に該当しています。

赤青黄色の着色料は不要です。犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。結局のところ着色料は飼い主を満足させるためだけに使われています。

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りの総合評価

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が29%、脂質が10%、推定炭水化物が48%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約34%です。

一般的な半生タイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均的、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

脱脂大豆、おからパウダー、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂、プロピレングリコール、ビタミンKが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入りは穀物を含んでいます。動物性タンパク質の供給源として僅かな量の由来する動物が分かる肉類を使用した半生タイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質に基づいて決定しています。

ユニ・チャーム 愛犬元気 パックン 柴犬用 ビーフ・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

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そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。


以下のリストはユニチャームが過去にドッグフードをリコールした際の情報です。リコール情報は2019年から記録を取り始めています。

脚注

*1 PET POISON HELPLINE, Propylene Glycol

*2 MSD MANUAL Veterinary Manual, Propylene Glycol Toxicosis

*3 農林水産省, ペットフード安全法 表示に関するQ&A