ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入り

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りの批評(ウエット)

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りはいぬわーんで最低評価の1つ星と判断されました。

評価:

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入り

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Unicharm Corporation

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※オールステージ用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りの原材料

原材料:肉類(チキン、ビーフ、チキンエキス)、小麦粉、野菜類(ニンジン、グリーンピース、ポテト)、動物性油脂大豆タンパク、キシロース、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mn、Na、Zn)、グリセリン、増粘多糖類着色料(カラメル、酸化鉄)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸)、発色剤(亜硝酸Na)

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=4%, 粗繊維=1.5% (推定乾物繊維量=5%), 水分=85%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証5%3%NA
乾物基準33%20%20%
熱量基準36%53%11%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(チキン、ビーフ、チキンエキス)です。

チキンとビーフは犬に必要な10種類の必須アミノ酸がすべて含まれている良質なタンパク質源です。

チキンエキスは鶏肉を水で煮込んで作るチキンスープのことで栄養価はそれほど高くありませんが、ドッグフードに風味と水分を与えます。

2番目の原材料は小麦粉です。小麦粉はとうもろこしと同じ安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

3番目の原材料は野菜類(ニンジン、グリーンピース、ポテト)です。

ニンジンはβカロテン、ミネラル、食物繊維が豊富です。

グリーンピースは炭水化物と食物繊維が豊富です。また、植物性のタンパク質が含まれており、製品ラベルに記載されている総タンパク質量を増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

ポテトはでん粉を主成分とする穀類でグルテンを含みません。カロリーを除けば犬にとって少しの栄養価しかない炭水化物です。

4番目の原材料は動物性油脂です。由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

5番目の原材料は大豆タンパクです。大豆タンパクは大豆に含まれるタンパク質を抽出したもので肉よりも消化性必須アミノ酸スコア (DIAAS)が低く、製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

6番目の原材料はキシロースです。キシロース (別名:木糖) は代替甘味料ですが、小腸で吸収されにくいので糖の吸収を抑えて血糖値を抑制する作用があります。

アメリカ食品医薬品局 (FDA) はキシロースを安全で効果的であると結論付けしていますが、大量に摂取すると最終的に胃腸の不快感と下剤効果を引き起こします。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、5つの例外があります。

まず、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、グリセリンです。グリセリンは保湿剤としてドッグフードの水分を維持する効果があります。また、甘味料でもあります。

そして、増粘多糖類です。2種類以上の増粘剤が使用されて一括表示されているので何が使用されているのか分かりません。

もしカラギーナンが使用されていたら物議をかもします。カラギーナンは紅藻類から抽出したゼラチン状の増粘剤です。今まで安全と思われてきましたが、昨今はいくつかの議論があるようです。ここでは読者が自分で判断できるよう注目を集める意味で赤文字にしておきました。

それから、着色料(カラメル、酸化鉄)です。

カラメルはドッグフードで黄色から褐色までの間の色合いの着色に使われます。Consumer Reportsでは動物実験で癌を引き起こすことが分かっています。[1] しかし、一方 (FDA) では安全との見方もあります。[2]

カラメルに関してどちらが正しいのかは分りません。しかし、いぬわーんでは一貫してドッグフードに着色料は不要であると考えます。

酸化鉄もカラメルと一緒で赤褐色に着色する食品添加物です。

犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響はありません。結局のところ着色料は飼い主を満足させるためだけに使われています。

最後に、亜硝酸Naです。亜硝酸ナトリウムは変色を防ぎ、鮮やかな色を保つ発色剤として食品添加物に指定されています。ボツリヌス菌の繁殖を抑制する効果がある一方でメトヘモグロビン血症によりチアノーゼを引き起こす可能性であったり、発ガン性のあるニトロソアミンの生成と関連しています。ペットフード安全法では使用基準 (上限値100μg/g) が設定されています。

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りの総合評価

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が33%、脂質が20%、推定炭水化物が20%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約61%です。

一般的なウエットタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以下。

熱量基準では総カロリーの53%が脂質なのに対し、タンパク質はたった36%しかありません。このドッグフードはすべての犬に適しているとは言えないかもしれません。

グリーンピース、大豆タンパクで総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂、亜硝酸ナトリウムが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入りは穀物を含んでいます。動物性タンパク質の供給源として僅かな量のチキン、ビーフを使用したウエットタイプのドッグフードです。星1の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質に基づいて決定しています。

ユニ・チャーム 愛犬元気 缶 角切り ビーフ・緑黄色野菜入り

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

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そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。


以下のリストはユニチャームが過去にドッグフードをリコールした際の情報です。リコール情報は2019年から記録を取り始めています。

脚注

*1 Consumer Reports, Caramel color: The health risk that may be in your soda, February 10, 2014

*2 FDA, Questions & Answers on Caramel Coloring and 4-MEI, 01/04/2018

-星1

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