ソリッドゴールド ミレニアの批評(ドライ)

ソリッドゴールド ミレニア

ソリッドゴールド ミレニアはいぬわーんで中間評価の3つ星と判断されました。

評価:

以下はソリッドゴールド ドッグフードの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

ソリッドゴールド ミレニアの原材料

原材料:ビーフ・ドライオーシャンフィッシュ・挽き割り精製大麦・玄米・えんどう豆・白米・鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥卵・トマト搾り粕(リコピン)・フラックスシード・天然風味料・ニンジン・塩化カリウム・パンプキン・ブルーベリー・クランベリー・サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・塩化コリン・ビタミン類(ビタミンE・L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)・ナイアシン・パントテン酸カルシウム・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・チアミン硝酸塩・ビタミンA・ビタミンB12・ビタミンD3・ビオチン・葉酸)・ミネラル類(硫酸亜鉛・硫酸第一鉄・硫酸銅・硫酸マンガン・キレート亜鉛・キレートマンガン・キレート銅・亜セレン酸ナトリウム・ヨウ化カルシウム)・DLメチオニン・乾燥チコリ根・タウリン・ローズマリーエキス・ラクトバチルスアシドフィルス・エンテロコッカスフェシウム・ラクトバチルスカゼイ

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7%, 粗繊維=4% (推定乾物繊維量=4.4%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証22%12%NA
乾物基準24%13%54%
熱量基準23%30%47%

このドッグフードの最初の原材料はビーフです。ビーフは犬の必須アミノ酸をすべて豊富に含んだタンパク質源です。

2番目の原材料はドライオーシャンフィッシュです総輸入代理店によると動物性タンパク質源のドライ○○はミールとのことなので、これはオーシャンフィッシュミールのことですね。そしてソリッドゴールドではオーシャンフィッシュミールに大西洋メンハーデンニシンが使われています。

ラベルからでは情報が正しく認識できないので最初から "大西洋メンハーデンミール" と書けないのでしょうか?総輸入代理店と公式サイトを読まないとここまではたどり着けませんでした。このような書き方はパッチごとに魚種の種類をサイレント修正できるのでよろしくないですね。

フィッシュミールは主にタンパク質源ですが、魚の骨も使われており、カルシウムやリンなどのミネラルの供給源にもなります。ミールに加工する際にレンダリングしているので魚油(DHA,EPA)はあまり残っていません。

3番目の原材料は挽き割り精製大麦です。挽き割り精製大麦は大麦を精白後に挽いて粉にした大麦粉です。炭水化物源で水溶性繊維のβ-グルカンを同じ穀物の白米より10-20倍も多く含んでいます。

4番目の原材料は玄米です。玄米はドッグフードの製造過程を経て消化しやすい穀物になります。炭水化物が豊富で天然繊維、ミネラル、ビタミンBを含んでいます。

5番目の原材料はえんどう豆です。エンドウ豆は良質な炭水化物源で食物繊維が豊富です。エンドウ豆はタンパク質を含むので肉の含有量を判断する際に考慮すべき要素です。

6番目の原材料は白米です。白米は消化の良い炭水化物源です。

7番目の原材料は鶏脂肪です。鶏脂は消化しやすい動物性脂肪であり、必須脂肪酸のリノール酸 (オメガ6脂肪酸) を多く含んでいます。ドッグフードに加えることで風味を高める効果がある良質な油です。

8番目の原材料は乾燥卵です。卵は殻を除いた卵黄と卵白で犬の成長と筋肉の発達に必要なすべてのアミノ酸を供給する完全なタンパク質源です。

9番目の原材料はトマト搾り滓です。トマト搾り滓はトマトジュースやケチャップなどのトマト製品の副産物です。トマト搾り滓は議論の余地があり、物議をかもしている食材です。

多くの人は食物繊維とリコピン源として認める一方で、他の人は安価なかさ増しと考えています。どちらにせよ、有毒ではないので繊維として役立っているには間違いありません。

10番目の原材料はフラックスシードです。フラックスシード(亜麻仁)はオメガ3脂肪酸の良質な供給源で健康的な毛質をサポートします。他にも食物繊維が豊富です。

亜麻仁はタンパク質を含んでいるので、肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。

まず、サーモンオイルです。サーモンオイルにはオレイン酸(オメガ9脂肪酸)が多く含まれるほか、魚油では一般的に見られるEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)も豊富に含まれています。サーモンオイルは鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

次に、ミネラルはキレート化されています。キレート化されたミネラルは体に吸収されやすくなります。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、乾燥チコリ根です。チコリ根にはイヌリンが多く含まれています。イヌリンは難消化性の水溶性食物繊維でプレバイオティクスです。イヌリンが大腸で腸内細菌によって発酵されると短鎖脂肪酸を生成してさまざまな健康上の利点をもたらします。

次に、タウリンです。タウリンは心臓機能の維持をサポートするアミノ酸の一種です。タウリンはAAFCOの栄養基準で犬にとって非必須アミノ酸となっていますが、一部の犬種では体内で十分に生成できていない可能性が指摘されています。タウリンを原材料に加えているところを見ると特別な配慮を感じます。なお、タウリン欠乏症は穀物を含まないドッグフードを食べている犬がよりなりやすいと考えられています。

最後に、ラクトバチルスアシドフィルス等の乳酸菌です。これらはプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。効果は腸内環境を整える、免疫機能の強化、動脈硬化の予防などです。[1]

ソリッドゴールド ミレニアの総合評価

ソリッドゴールド ミレニアは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が24%、脂質が13%、推定炭水化物が54%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約55%です。

一般的な運動量の多い成犬向けのドライフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

乾物タンパク質が24%しかないので植物性タンパク質を多く含むえんどう豆と亜麻仁とは関係なく、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

ソリッドゴールド ミレニアは動物性タンパク質の供給源として僅かな量のオーシャンフィッシュミールを使用した穀物を含むドライフードです。星3の評価を下しました。

少しおすすめです。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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脚注

*1 腸内細菌学会, プロバイオティクス