スマイリー ドッグフードの批評(一般食)

スマイリー チキンdeli

スマイリー ドッグフードはいぬわーんで最低評価の1つ星と判断されました。

評価:

スマイリー ドッグフードは全部で3種類あります。以下はその3種類と評価をまとめた表になります。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

また、ここでは3種類を代表してスマイリー チキンdeliを批評していきますが、他の種類の批評が見たい場合は表中の内部リンクを利用してください。

原材料とラベルの分析

スマイリー チキンdeli

ドッグフードを選ぶ際には原材料に書かれた上から最初の10品目を見てください。原材料の表示は原則、重量順です。つまり、最初に書いてあるものがもっとも含有量が多いのです。

原材料:鶏もも肉、鶏むね肉、鶏ささみ、鶏レバー、大麦、青玄米、かつお節、なたね油、ブロッコリー、小松菜、ワカメ、ひじき、粟、ビール酵母、卵殻カルシウム、FK-23濃縮乳酸菌

赤字は物議をかもします。

粗灰分=1.4%, 粗繊維=2.5% (推定乾物繊維量=2.7%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証18.4%13%NA
乾物基準20%14%65%
熱量基準18%30%52%


  • このドッグフードの1〜4番目の原材料は鶏もも肉、鶏むね肉、鶏ささみ、鶏レバーです。

    すべて鶏由来のタンパク質ですね。レバーはビタミン、ミネラルといった微量栄養素も豊富に含んでいます。

    また、鶏の使用している部位を書いてくれているのは消費者に対して配慮がありますね。素晴らしい表示の仕方だと思います。

    しかし、乾物タンパク質が20%とかなり低いので思っている以上に肉の含有量は少ないと思います。

    それに合成サプリメントの追加が見当たりません。卵殻カルシウムはありますけど、他は足りているのでしょうか?粗灰分は1.4%です。ミネラルは大丈夫なのですかね?

    あと、レバー(肝臓)は解毒器官なので抗生物質・ホルモン剤の使用の有無を公式サイトに書いてくれていると完璧です。ただ、スマイリー ドッグフードは公式サイトが見当たりません。「え?大丈夫?」って感じです。


  • 5番目の原材料は大麦です。

    大麦は栄養価が高い穀物です。大麦の食物繊維は食後血糖値の上昇をゆるやかにします。大麦は小麦に交差反応があります。


  • 6番目の原材料は青玄米です。

    青玄米は玄米の未成熟米です。玄米と同じ栄養素を持っていますが、成熟米(玄米)に比べて糠の比率が高いため、栄養素の量が2〜3倍ほど多いのが特徴です。


  • 7番目の原材料はかつお節です。

    かつお節は水分が完全に抜けきるまで乾燥させたものなので生カツオよりも重量あたりのタンパク質量が多いです。脂肪も落ちています。イノシン酸を多く含むのでうま味調味料としての効果もあります。


  • 8番目の原材料はなたね油です。

    なたね油はオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)とオメガ6脂肪酸がバランスよく含まれています。しかし、多量に摂取すると心疾患を起こすと言われるエルカ酸を多く含むので賛否両論です。


  • 9番目の原材料はブロッコリーです。

    ブロッコリーは緑黄色野菜で栄養満点です。ビタミンB、ビタミンC、カロテンや鉄分を豊富に含んでいます。


  • 10番目の原材料は小松菜です。

    小松菜はアブラナ科に属する野菜でビタミンA、C、Kを多く含みます。また、鉄分、カルシウムに優れています。



ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、2つの例外があります。



  • まず、ビール酵母です。

    ビール酵母はエビオス錠でおなじみですね。ビール醸造で麦汁を発酵させるために用いた酵母でアミノ酸、ビタミンB群、各種ミネラルを含んでいます。腸内環境を整える働きもあります。


  • 次に、FK-23濃縮乳酸菌です。

    これは腸内環境のバランスを整えるプロバイオティクスとして作用します。




スマイリー ドッグフードの特徴

  • 原材料は100%国産
  • 人間用食品工場と同等の衛生管理された国内工場で生産
  • 無添加・減塩・ノンオイルコーティングで仕上げる
  • 低GI原料を使って急激な血糖値の上昇を抑えて肥満予防
  • FK-23濃縮乳酸菌を配合
  • 獣医師監修・回転食タイプ

参照:https://www.bi-petland.co.jp/blank-6
https://store.shopping.yahoo.co.jp/smileydirect/


成分と肉含有量の分析

スマイリー チキンdeliは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が20%、脂質が14%、推定炭水化物が65%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約70%です。

このフードは植物性タンパク質を含むビール酵母で総タンパク質を増加させています。しかし、乾物タンパク質が20%なのでビール酵母関係なしに僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

最終評価

スマイリー チキンdeliは動物性タンパク質の供給源として僅かな量の鶏由来の肉と内臓を使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星1の評価を下しました。

おすすめしません

スマイリー ドッグフードは公式サイトが見つかりませんでした。その代わり代理店は見つけました。でも、代理店のWebサイトに情報がぜんぜん載っていませんでした。総合栄養食とすら書いてないんですよ。

もっと情報がないかと探していたら閉鎖されていましたけどインスタを見つけました。インスタにヤフーショッピングのURLが載っていたので見てみるとすべての製品の種類に「全年齢対応」と書いてありました。

Smiley Direct
https://store.shopping.yahoo.co.jp/smileydirect/

しかし、スマイリー チキンdeliのタンパク質と脂質の分析値を見るとAAFCOの栄養基準を満たしていません。独自基準で作られているので一般食に該当するフードだと思います。

(AAFCOは乾物基準でタンパク質が成犬だと最低18%以上、子犬は最低22.5%以上を推奨しています。全年齢対応なのに子犬の最低22.5%を満たしていません。チキンdeliの乾物タンパク質は20%です。灰分も低いのでおそらくリンとカルシウムも考えられていません。毎日の食事として子犬に与えるのは特に避けたほうがいいです。)

パッケージには”無添加”と書いてあります。このパターンは酸化防止剤が入っていて正確には無添加ではないパターンが多いのですが、本当に入っていません(原料の段階で入っているかは置いといて)。酸化防止剤が入っていなくて大丈夫なの??特殊な製法なのでしょうか。情報がないので分かりません。

チキンdeliの原材料の1〜4番目は肉ですが、タンパク質が低すぎませんか?肉が水分込みの重量でラベルに表示されているとはいえ、ちょっと低すぎないかと思います。炭水化物は多いですよね。推定乾物65%ですよ。ほとんどが穀物のフードだと言えます。

「低GIで肥満に配慮しました」とか書いてありましたけど、カロリーは418kcal/100gですよ。オリジン ドッグフード(肉が全体の85%)でも一番高いのが396kcal/100gです。このフードはかなりハイカロリーです。

スマイリー ドッグフードを総合栄養食として与えるのはおすすめしません。情報がなかったので総合栄養食かな?と思って批評し始めましたが、一般食でした。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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