プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)の批評(ドライ)

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)はいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)

Amazonで探す楽天市場で探すYahooショッピングで探す

※成犬、アレルギーに配慮、体重が気になる犬

以下は同メーカーの関連製品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

製品評価成長段階
プロステージ ル・シアン ポーク パピー(離乳期〜1歳までの幼犬用)2G
プロステージ ル・シアン ポーク アダルト(1歳からの成犬用)2M
プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)2M
プロステージ ル・シアン ポーク シニア(7歳からの高齢犬用)2M
プロステージ ル・シアン フィッシュ アダルト(1歳からの成犬用)2M
プロステージ ル・シアン フィッシュ ライト(体型が気になる成犬用)2M
プロステージ ル・シアン フィッシュ シニア(7歳からの高齢犬用)2M

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)の原材料とラベルの分析

原材料:米粉、米糠、ポークミール、アルファルファミールビートパルプ、タピオカ澱粉、ビール酵母セルロース動物性油脂酵母エキス、精製魚油(DHA・EPA源)、植物性油脂、オリゴ糖、植物抽出発酵エキス、ゼオライト、アガリクス(β-グルカン源)、ケルプミール、L-カルニチン、殺菌処理乳酸菌、月見草オイル(リノール酸、γ-リノレン酸源)、ウーロン茶抽出物、コエンザイムQ10、ミネラル類(第二リン酸カルシウム、未焼成卵殻カルシウム、炭酸カルシウム、食塩、塩化カリウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、C、A、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6、葉酸、K、B12、D3、ビオチン)、香料(バターオイル)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=8.5%, 粗繊維=8.5% (推定乾物繊維量=9.4%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証19%5.5%NA
乾物基準21.1%6.1%63.4%
熱量基準23.5%16.5%59.9%

このドッグフードの最初の原材料は米粉です。米粉は米を製粉したもので穀粉の一種です。米粉は小麦粉の一般的な代替品です。しかもグルテンフリーで腹持ちが小麦粉より良いです。

2番目の原材料は米糠です。米糠は玄米を白米に精米するときにでる種皮や胚芽などの副産物です。食物繊維が豊富でタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなども含んでいます。

米糠は低価格な原料であるため他の多くの穀物と同様にドッグフードのかさ増しとみなすことができるため賛否両論がある原材料です。

3番目の原材料はポークミールです。ポークミールは血液、毛、蹄、皮、糞尿、胃および第一胃の内容物を除いた豚肉または脂肪の一部をレンダリングして豚脂を抽出した後の残渣 (豚脂カス) です。タンパク質源やリノール酸源、ミネラル源として使用されます。

ポークミールの原料は主に皮下脂肪であるため獣毛が入りやすく、キブルの表面から毛が生えているようなものが稀にあり、クレームにつながるので使用する製造業者は少ない傾向にあります。

4番目の原材料はアルファルファミールです。アルファルファはマメ科の多年草でタンパク質と繊維が豊富です。一般的に飼料作物として栽培されており、ドッグフードに使用されることはめったにありません。

5番目の原材料はビートパルプです。ビートパルプはテンサイから砂糖を抽出した後に残る繊維状の物質です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

6番目の原材料はタピオカ澱粉です。キャッサバの根茎からとれる澱粉はグルテンフリーの炭水化物源であり、食材と食材のつなぎの役割を担います。

7番目の原材料はビール酵母です。ビール酵母は賛否両論です。ビール酵母はビール醸造で用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、体臭の変化によりダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が多く含まれているので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

8番目の原材料はセルロースです。不溶性食物繊維で一食あたりのカロリーを下げて、満腹感を与えるために加えられています。栄養的価値はないので繊維の利点以外、犬にメリットはありません。

9番目の原材料は動物性油脂です。動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

10番目の原材料は酵母エキスです。酵母エキスは酵母の細胞壁を破壊して得られる抽出物です。酵母のタンパク質をアミノ酸まで分解すると旨みや甘み、苦みなどが出てくるのでうま味調味料などに使われます。

酵母エキスの抽出方法の違いによって様々な特徴を持つ酵母エキスや特定の成分を多く含む酵母エキス、ブレンドにより特徴的な風味をもつ酵母エキスも存在します。

ここでは酵母エキスに使用された酵母の種類について明記されていないので、この酵母エキスの品質を判断することは不可能です。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、10つの例外があります。

まず、精製魚油です。魚油はEPAやDHAのようなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。由来する魚の名前が不明ですが、魚油の鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

次に、植物性油脂です。具体的な原材料名が不明で植物性なことしか分かりません。油中のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の含有量は不明です。

このような曖昧な記述名では品質を判断することは不可能です。しかし、一般的に植物性油脂は動物性脂肪よりも低品質であることが多いです。

そして、オリゴ糖です。オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

それから、ゼオライトです。ゼオライトは粘土鉱物の一種です。主に消化器系の健康に作用します。ゼオライトは体内の余分な水分と毒素を吸着して体外へ排出します。

次に、アガリクスです。アガリクスは免疫賦活作用があるとされる薬用キノコです。キノコ特有のβグルカンを多く含み、体の免疫力を高める働きがあります。

次に、L-カルニチンです。L-カルニチンは脂肪酸に付着し、脂肪をエネルギーに変換する細胞小器官のミトコンドリアへ運んで脂肪代謝を助け、犬の体重を減らすのに役立ちます。[1]

次に、殺菌処理乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[2]

次に、月見草オイルです。月見草オイルは脂肪酸のγ-リノレン酸 (GLA) を含んでいます。γ-リノレン酸はオメガ6系多価不飽和脂肪酸で体の中で炎症を引き起こす化学物質の生成を抑制し、関節炎や被毛の健康に役立ちます。

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

最後に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン)だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。

AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)の成分と肉含有量の分析

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)は原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が21%、脂質が6%、推定炭水化物が63%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約29%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

アルファルファミール、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂が含まれているのが残念です。この物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)の最終評価

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)は動物性タンパク質の供給源として僅かな量の豚肉を使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)

プロステージ ル・シアン ポーク ライト(体型が気になる成犬用)

Amazonで探す楽天市場で探すYahooショッピングで探す

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

いぬわーんは個人所有のWebサイトです。そしてペットフード製造業者といかなるアフィリエイト提携をしていません。

ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

これはいぬわーんの運営者を支援して、すべてのコンテンツを無料で公開することに繋がっています。

そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 IAMS, How L-Carnitine Can Help Your Dog Lose Weight

*2 腸内細菌学会, プロバイオティクス