オリジン フィット&トリムの批評 (ドライ)

オリジン フィット&トリム

オリジン フィット&トリムはいぬわーんで最高評価の5つ星を獲得しました。

評価:

以下はオリジン ドッグフードの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

原材料とラベルの分析

ドッグフードを選ぶ際には原材料に書かれた上から最初の10品目を見てください。

原材料の表示は原則、重量順です。つまり、最初に書いてあるものがもっとも含有量が多いのです。

原材料:新鮮鶏肉、新鮮鶏レバー、新鮮七面鳥レバー、新鮮タラレバー、新鮮全卵、アブラガレイ、新鮮七面鳥肉、新鮮丸ごと大西洋ニシン、新鮮鶏心臓、新鮮七面鳥心臓、ディハイドレート鶏レバー、ディハイドレート七面鳥レバー、ディハイドレートイワシ、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、丸ごとグリーンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごとグリーンレンズ豆、ニンジン繊維エンドウ豆繊維、リンゴ繊維、丸ごとピント豆、丸ごとシロインゲン豆、天然鶏肉風味、粉砕鶏骨と軟骨、ディハイドレートカボチャ、ディハイドレートバターナッツスクワッシュ、ニシン油、レンズ豆繊維、乾燥ケルプ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、フリーズドライタラレバー、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、丸ごとレッドデリシャスリンゴ、丸ごとバートレット梨、カボチャの種、ヒマワリの種、亜鉛タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、銅タンパク化合物、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー、ドライラクトバチルスアシドフィルス菌発 酵生成物、ドライプロバイオティクス発酵生成、ドライラ クトバチルスカゼイ発酵生成物

赤字は物議をかもします。

粗灰分=不明, 粗繊維=8%以下 (推定乾物繊維量=9.1%), 水分=12%以下

測定方法タンパク質脂質炭水化物
保証分析値42%13%NA
乾物基準47.7%14.8%28.9%
熱量基準46%35%19%

灰分の値が表記されていなかったので過去に批評したシニア犬の平均的な灰分値を使って計算することにしました。

推定炭水化物を求める計算式には灰分の値を使っているので数%の誤差がでるかもしれません。

乾物タンパク質と乾物脂質は適切な値です。



  • このドッグフードの1番目と6〜8番目の原材料は新鮮鶏肉、アブラガレイ、新鮮七面鳥肉、新鮮丸ごと大西洋ニシンです。

    同じ説明を省略するために同じ性質の原材料をまとめました。このグループは家禽と魚類ですね。

    名前の前に”新鮮”とあるものは冷凍保存せず、生の状態のままドッグフードに使われたことを意味しています。

    ”丸ごと”は頭も骨も内臓もすべて使っていることを意味しています。このグループでは”丸ごと”が付くのは魚類だけですね。家禽が丸ごとだと羽毛とか足とか入りますからね。

    アブラガレイだけ”新鮮”も”丸ごと”も付いていませんが、これはちょっと分かりません。オリジンの公式英語版でも書いていなかったので”新鮮(生のまま)”ではないのでしょう。

    これらの魚類はタンパク質だけではなく、オメガ3脂肪酸(EPA,DHA)の供給源でもあります。


  • 2〜4番目と9〜10番目の原材料は新鮮鶏レバー、新鮮七面鳥レバー、新鮮タラレバー、新鮮鶏心臓、新鮮七面鳥心臓です。

    肉食動物が最初に食べるのが内臓ですよね。内臓は新鮮肉と同じくらいタンパク質を含む一方で脂質は少なく、ビタミン・ミネラルも豊富に含んでいます。

    レバーは解毒作用の働きがある臓器なので、その生物が何を食べて育ったのかが気になるものですが、家禽は抗生物質不使用で飼育されているので安心です。公式サイトにこういう情報を書いてくれているのはありがたいですよね。

    このフードには最初の10品目以外にも似たようなもの(粉砕鶏骨、軟骨、天然鶏肉風味、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、フリーズドライタラレバー)が含まれています。

    軟骨と鶏骨はリンとカルシウムの供給源ですね。

    天然風味は基本的に加水分解されたタンパク質のことを言います。ここでは鶏肉をアミノ酸まで分解処理(加水分解式)してうま味調味料として使っていると思います。

    フリーズドライレバーもわざわざフリーズドライしていることから他の内臓とはちょっと違った使い方をしていると思います。完成したキブルに混ぜたり、噴霧したりして犬の食いつきを向上させる嗜好性を目的として使われていると思います。


  • 5番目の原材料は新鮮全卵です。

    全卵と書かれているので卵黄と卵白の両方を使っていることを意味しています。まぁ普通の卵ですね。卵は犬の必須アミノ酸をすべて含んだ完全なタンパク質です。



ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。



  • まず、ディハイドレートされた食材です。

    ディハイドレートは新鮮肉を低温で空気乾燥したものです。水分を除去してあるので生の状態の食材と比べるとタンパク質を多く含んでいます。しかも高温で加工されているわけではないので肉が持つ自然の栄養素をより多く保ったままです。

    • ディハイドレート鶏レバー
    • ディハイドレート七面鳥レバー
    • ディハイドレートイワシ
    • ディハイドレート鶏肉
    • ディハイドレート七面鳥肉

  • 次に、6種類の豆です。

    このフードには6種類の豆が入っています。豆は炭水化物と食物繊維、タンパク質を提供します。一つ一つを見れば少量しか含まれていませんが、6種類も入っているので一つにまとめてると結構な量になると思います。

    豆は植物性タンパク質を多く含んでいますが、必須アミノ酸はよくありません。肉の含有量を判断するときに考慮する必要があります。

    • 丸ごとグリーンピース
    • 丸ごと赤レンズ豆
    • 丸ごとヒヨコ豆
    • 丸ごとグリーンレンズ豆
    • 丸ごとピント豆
    • 丸ごとシロインゲン豆

  • 次にニンジン繊維、エンドウ豆繊維、レンズ豆繊維、リンゴ繊維です。

    このフードは体重管理向けに作られているのでカロリー低下や腹持ちを良くするために食物繊維が多く含まれているのでしょう。一般的に食物繊維はかさ増しなのでラベルの分析で赤字にしています。

    リンゴ繊維だけ赤字にしませんでしたが、リンゴ繊維はペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれており、プレバイオティクスとして作用するため赤字にしませんでした。


  • 次にニシン油です。

    ニシン油はオメガ3脂肪酸(DHA,EPA)の理想的な供給源です。


  • 次に亜鉛タンパク化合物、銅タンパク化合物です。

    追加されている微量必須ミネラルは亜鉛と銅ですね。タンパク化合物なので身体に吸収されやすいようにキレート加工されています。通常より高コストなので一般的に品質の良いフードに使われていることが多いです。


  • 次にチコリー根です。

    チコリの根にはイヌリンと呼ばれる難消化性の水溶性食物繊維が含まれています。これはプレバイオティクスと呼ばれる作用があり、大腸まで消化されずに進んでくると腸内で有用菌の栄養源となり増殖の手助けをします。


  • 次に、ハーブ(ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー)です。

    主に肝臓と腎臓に薬効のあるハーブが含まれていますね。ただ、サルサ根とジュニパーベリーは腎臓疾患のある犬には禁忌です。この2つのハーブは主に腎臓機能を刺激して尿や老廃物をより多く排出させる効果があります。それ故、腎臓に問題をかかえている犬には負担となります。

    また、ジュニパーベリーは長期使用に向いていません。子宮の血管拡張作用もあるので妊娠中の犬にも与えてはいけません。(このフードを食べさせるならローテーションをしたほうがいいかもしれません。)

    ターメリックは肝臓機能の刺激・強化に効果があります。しかし、胆管閉塞や胆石を患っている場合の使用は禁忌です。

    アルテア根は血糖値を下げる効果があるので低血糖症の犬には注意が必要です。オリジンは低GIの炭水化物のみを使用して血糖値に気をつけて作られたフードですからアルテア根が含まれいるのでしょうか。アルテア根はアカナ ドッグフードでは別名のマシュマロウに翻訳されていますね。


  • 最後に、プロバイオティクス(ドライラクトバチルスアシドフィルス菌発 酵生成物、ドライプロバイオティクス発酵生成、ドライラクトバチルスカゼイ発酵生成物)です。

    これらは乳酸菌の一種です。なのでヨーグルトや乳酸菌飲料と同じで腸内の良い菌を増やし、悪い菌を減らして腸内環境を改善してくれます。


成分と肉含有量の分析

オリジン フィット&トリムは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が48%、脂質が15%、推定炭水化物が29%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約31%です。

一般的な体重管理向けのドライフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均以上、炭水化物は平均以下。

6種類の豆で総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは大量の肉を含んでいるように見えます。

最終評価

オリジン フィット&トリムは動物性タンパク質の供給源として大量の多様な種類の家禽と魚類を使用した穀物を含まないドライフードです。星5の評価を下しました。

とてもおすすめします。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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