日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えの批評(半生)

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添え

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添え

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日本ペットフード

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※成犬用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えの原材料

原材料:肉類(鶏肉、鶏ササミ、牛肉)、穀類(小麦粉小麦グルテン)、大豆タンパク、糖類(グラニュー糖、オリゴ糖)、馬鈴薯でん粉、動物性油脂、フィッシュエキスパウダー、バターミルクパウダー、チーズフィリング、野菜類(キャベツ、ホウレンソウ)、プロピレングリコール、増粘安定剤(加工でん粉)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ソルビトール、保存料(ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム)、メタリン酸ナトリウム、グリセリン、香料、ポリリン酸ナトリウム、ビタミン類(A、B2、B12、D、E、コリン)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ビタミンC)、着色料(二酸化チタン、食用赤色2号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)発色剤(亜硝酸ナトリウム)、グルコサミン、コンドロイチン

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=6%, 粗繊維=4% (推定乾物繊維量=6.6%), 水分=40%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証16%4%NA
乾物基準27%7%56
%
熱量基準29%17%54%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(鶏肉、鶏ササミ、牛肉)です。

鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。

鶏ササミは高タンパク・低カロリーの代名詞とも言える食材です。

牛肉は屠殺された牛から得られる清潔な肉です。骨格のある筋の部分、または舌、横隔膜、心臓、食道にある部分に限定されます。

ただし、人間向けに販売される生肉と同様に脂肪、毛、筋肉に付随する他の組織(脂肪・軟骨・腱・神経・血管など)が含まれる場合があります。骨は含まれていません。

2番目の原材料は穀類(小麦粉、小麦グルテン)です。

小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

小麦グルテンは小麦のでんぷん質を取り除いた後に残るゴムのような残留物です。タンパク質が豊富に含まれていますが、肉よりも生物学的価値(BV)が劣っています。

このような植物由来のタンパク質は製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

3番目の原材料は大豆タンパクです。大豆タンパクは大豆に含まれるタンパク質を抽出したもので肉よりも生物学的価値(BV)が低く、製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させます。肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

4番目の原材料は糖類(グラニュー糖、オリゴ糖)です。

グラニュー糖はほぼ純粋なショ糖の結晶で甘味料です。毎日の食事でショ糖を摂取すると糖尿病や肥満といった健康問題につながる可能性が高まります。

オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

5番目の原材料は馬鈴薯でん粉です。馬鈴薯でん粉は他の原材料から製造されるでん粉よりも粘り気が強いのが特徴です。でん粉は食物にとろみを付けたり、他の具材同士を結合しやすくします。また、高い保水性でしっとりとした食感に仕上げます。

6番目の原材料は動物性油脂です。動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

7番目の原材料はフィッシュエキスパウダーです。魚を水で煮込んで作った魚スープを乾燥させて粉末状にしたものです。フィッシュは特定の種を指していない匿名の魚なので栄養価に関しては不明ですが、ドッグフードに魚風味を与えます。

8番目の原材料はバターミルクパウダーです。ここでは伝統的なバターミルクと考えています。バターミルクは全乳でバターを作った後に残った液体です。

タンパク質、カルシウム、リボフラビン、ビタミンB12、カリウムなどが含まれます。バターに乳脂肪がとられているため、通常の全乳よりも低脂肪です。

9番目の原材料はチーズフィリングです。チーズフィリングは菓子パンなどの中に詰める加工されたチーズです。チーズフィリングに使用されているチーズ以外の原材料が不明なため、品質を判断することは不可能です。

10番目の原材料は野菜類(キャベツ、ホウレンソウ)です。

キャベツはビタミンU,C,Kと食物繊維が豊富な野菜です。ビタミンUは別名「キャベジン」と呼ばれ、胃腸の粘膜を強化・保護、消化吸収を助けてくれます。

ほうれん草はビタミン、ミネラルなど、すべての栄養価が非常に高い緑黄色野菜です。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、7つの例外があります。

まず、プロピレングリコールです。保湿剤として半生フードを柔らかく湿った状態に保ちます。犬の半数致死量は〜9mL/kgです。低用量では毒性が低いのでアメリカ食品医薬品局でGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。[1,2]

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、プロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

そして、デヒドロ酢酸ナトリウムです。防腐剤・防カビ剤として加えられています。急性毒性があり、GHS分類は区分4で飲み込むと有害に該当しています。妊娠したラットとマウスに経口投与した実験では骨格変異と胎仔の死亡が増加した結果が出ています。[3]

それから、メタリン酸ナトリウムです。メタリン酸ナトリウムは歯垢と歯石の蓄積を減らす緩衝材のために含まれていると考えられます。(別名:ヘキサメタリン酸ナトリウム)

この意見に反対する人もいるかもしれませんが、人間の食事と同様に犬の食事にも歯石除去剤やその他、栄養価値のない物質 (例えば着色料) を含ませるべきではありません。

次に、グリセリンです。グリセリンは保湿剤としてドッグフードの水分を維持する効果があります。また、甘味料でもあります。

次に、着色料(二酸化チタン、食用赤色2号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)です。

二酸化チタンは白色の着色料です。この着色料は一部では安全な食品添加物であると主張する人もいますが、国際がん研究機関 (IARC) では「IARC発がん性リスク一覧」のグループ2B (ヒトに対する発癌性があると考えられる) に該当しています。

犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。

着色料は飼い主を満足させるためだけに使われている不要物です。

最後に、亜硝酸ナトリウムです。亜硝酸ナトリウムは変色を防ぎ、鮮やかな色を保つ発色剤として食品添加物に指定されています。ボツリヌス菌の繁殖を抑制する効果がある一方でメトヘモグロビン血症によりチアノーゼを引き起こす可能性であったり、発ガン性のあるニトロソアミンの生成と関連しています。ペットフード安全法では使用基準 (上限値100μg/g) が設定されています。

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えの総合評価

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が27%、脂質が7%、推定炭水化物が56%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約26%です。

一般的な半生タイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均に近い、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

小麦グルテン、大豆タンパクで総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂、プロピレングリコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、二酸化チタン、亜硝酸ナトリウムが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添えは穀物を含んでいます。

動物性タンパク質の供給源として僅かな量の動物の種類と部位が分かる肉類を使用した半生タイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

日本ペットフード ビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添え

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

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脚注

*1 PET POISON HELPLINE, Propylene Glycol

*2 MSD MANUAL Veterinary Manual, Propylene Glycol Toxicosis

*3 厚生労働省 職場のあんぜんサイト, デヒドロ酢酸ナトリウム