日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入り

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りの批評(ドライ)

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入り

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日本ペットフード

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※オールステージ用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りの原材料

原材料:穀類(トウモロコシ小麦ふすま脱脂米糠コーングルテンフィード小麦粉コーングルテンミール)、肉類(牛肉粉、チキンミール、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆大豆粉末)、油脂類(動物性油脂植物性油脂(オメガ-6脂肪酸含む))、魚介類(フィッシュミール(DHA、EPA/オメガ‐3脂肪酸源)、小魚)、ビール酵母(β‐グルカン源)、チーズパウダー、オリゴ糖、クランベリーパウダー、野菜類(ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ)、カゼインホスホペプチド、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン)、着色料(カロテン、二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、ハーブ抽出物)、グルコサミン、コンドロイチン、バチルスサブチルス(活性菌)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、調味料、香料

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=9%, 粗繊維=4% (推定乾物繊維量=4.4%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証20%8%NA
乾物基準22%9%60%
熱量基準23%22%55%

このドッグフードの最初の原材料は穀類(トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィード、小麦粉、コーングルテンミール)です。

とうもろこしは有害な成分ではありませんが、炭水化物と食物繊維を除けば犬にとってわずかな栄養しかありません。

小麦ふすまは小麦を製粉するときに除かれる皮の部分(外皮部と胚芽)です。主に牛の飼料として利用されています。食物繊維、タンパク質、ミネラルが豊富です。

脱脂米糠は玄米を精製するときに発生する米糠を搾油した残りの搾油副産物(搾り滓)です。一般的に家畜飼料として使われています。

米糠は多くの穀物と同様にドッグフードのかさ増しとみなされる原材料です。

コーングルテンフィードはコーンスターチ、コーンシロップの製造時にできる副産物です。とても安価で一般的に牛の飼料に使われます。

コーングルテンフィードとコーングルテンミールは名前が似ていますが異なるものです。例えばタンパク質の含有量が異なります。コーングルテンフィードのタンパク質含有量はコーングルテンミールの約半分です。

グルテンは肉類と比較すると必須アミノ酸が劣っている植物性であり、消化性必須アミノ酸スコアが低いと考えられます。

小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

コーングルテンミールはとうもろこしからでん粉を取り除いたあとに残る副産物 (コーングルテン) の水分を取り除いて粉末状にしたものです。植物性タンパク質が豊富です。

基本的に植物性タンパク質は動物性タンパク質よりも消化性必須アミノ酸スコアが劣っており、製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させ、安価なかさ増しとして利用されます。肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

2番目の原材料は肉類(牛肉粉、チキンミール、チキンレバーパウダー)です。

牛肉粉は牛肉から水分を取り除いて粉状にしている濃縮物なので高濃度のタンパク質源です。

牛肉は屠殺された牛から得られる清潔な肉が使われており、骨格のある筋の部分、または舌、横隔膜、心臓、食道にある部分に限定されます。

ただし、人間向けに販売される生肉と同様に脂肪、毛、筋肉に付随する他の組織(脂肪・軟骨・腱・神経・血管など)が含まれる場合があります。骨は含まれていません。

チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。

熱と圧力を加えて脂肪の分離と水分を取り除き、主にタンパク質とミネラルを残す製法のレンダリングにより通常の生肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

チキンレバーパウダーは鶏レバーを脱水して粉末状にしたものです。鶏レバーは家禽屠殺による副産物ですが、由来する動物の名前と部位が分かっているので良質な原材料です。

3番目の原材料は豆類(脱脂大豆、大豆粉末)です。

脱脂大豆は大豆油の製造過程で生じる搾油副産物(搾り滓)です。一般的に家畜飼料として使われています。

脱脂大豆にはタンパク質が含まれていますが、この植物性タンパク質は肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコアが低いと予想されます。

そして製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

大豆粉末は大豆から水分を取り除いて粉末状に粉砕したものです。大豆粉末は植物性タンパク質を多く含みますが、肉や卵よりも消化性必須アミノ酸スコアが低いので製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させ、安価なかさ増しとして利用されます。肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

4番目の原材料は油脂類(動物性油脂、植物性油脂)です。

動物性油脂は由来する動物の名前について言及がないので良質な油脂とは言えません。動物性油脂は4Dが含まれる可能性を否定できません。

4Dは肉の品質を表した言葉です。次の「1.死んでいる、2.死にかけている、3.病気にかかっている、4.障害を負っている」、これらの状態の肉のことを言います。

植物性油脂は具体的な原材料名が不明で植物性なことしか分かりません。油中のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の含有量は不明です。

このような曖昧な記述名では品質を判断することは不可能です。しかし、一般的に植物性油脂は動物性脂肪よりも低品質であることが多いです。

5番目の原材料は魚介類(フィッシュミール、小魚)です。

フィッシュミールは魚をレンダリングして乾燥させた肉の濃縮物です。レンダリングにより水分がほとんど除去されているので通常の生魚よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

フィッシュは由来する魚の名称を省略しており、匿名の魚であることを意味しています。一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

小魚は低カロリーでタンパク質とカルシウム、EPAとDHAを豊富に含んでいます。それに小魚はお出汁として使用されることから分かるように旨みをドッグフードに与えます。

6番目の原材料はビール酵母です。賛否両論です。ビール酵母はビール醸造で用済みになった酵母廃棄物ですが、ミネラルやビタミンBなど豊富な栄養素が含まれており、胃腸の働きを整えたり、体臭の変化によりダニやノミを寄せ付けない効果があると考えられています。

しかし、特定の犬はビール酵母にアレルギーを持っている可能性があります。ただ、あなたの犬がアレルギー症状を起こさない限り、ビール酵母は栄養価の高い添加物と見なすことができます。

ビール酵母にはタンパク質が含まれています。製品ラベルに記載されている総タンパク質量を増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

7番目の原材料はチーズパウダーです。タンパク質、ミネラルを多く含みます。チーズは作るときに乳酸菌が乳糖を栄養源にするため、牛乳よりも乳糖が少ないです。何チーズを使用しているのかは分からないので塩分量は不明です。

8番目の原材料はオリゴ糖です。オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

9番目の原材料はクランベリーパウダーです。クランベリーはビタミンC、繊維、カリウム、抗酸化物質などの優れた供給源です。

クランベリーはブドウと見た目が似ていますが、クランベリー (ツツジ科) とブドウ (ブドウ科) は異なる植物なので犬が食べても安全です。

10番目の原材料は野菜類(ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ)です。

にんじんはβカロテン、ミネラル、食物繊維が豊富です

かぼちゃはカロテン、ビタミンB群、食物繊維を多く含む緑黄色野菜です。

ほうれん草はビタミン、ミネラルなど、すべての栄養価が非常に高い緑黄色野菜です。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、5つの例外があります。

まず、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン)だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。

AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

そして、着色料(カロテン、二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)です。

カロテンは黄色の合成着色料です。

二酸化チタンは白色の着色料です。この着色料は一部では安全な食品添加物であると主張する人もいますが、国際がん研究機関 (IARC) では「IARC発がん性リスク一覧」のグループ2B (ヒトに対する発癌性があると考えられる) に該当しています。

赤青黄色の着色料は不要です。犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。

着色料は飼い主を満足させるためだけに使われている不要物です。

それから、バチルスサブチルスです。ビフィズス菌 (バチルスサブチルス) と、その餌となるオリゴ糖 (8番目の原材料) で腸内環境のバランスを整えて便秘や下痢、免疫機能の改善など健康的な身体づくりに役立ちます。これらの関係性はシンバイオティクス[1]と言います。

最後に、調味料です。ペットフード安全法では添加物の一括表示が認められています。[2] 調味料には物議をかもすグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれている可能性があります。読者の注意を引くため赤文字にしました。

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りの総合評価

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が22%、脂質が9%、推定炭水化物が60%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約41%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

コーングルテンフィード、コーングルテンミール、脱脂大豆、大豆粉末、ビール酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

また、このドッグフードに動物性油脂、二酸化チタンが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入りは穀物を含んでいます。

動物性タンパク質の供給源として僅かな量の動物の種類を説明する名前付きの肉類を使用したドライタイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

日本ペットフード ビタワン 5つの健康バランス ビーフ味・野菜入り

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 腸内細菌学会,  シンバイオティクス (synbiotics)

*2 農林水産省, ペットフード安全法 表示に関するQ&A

-星2

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