いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨はいぬわーんで中間評価の3つ星と判断されました。
評価:

いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨
※成犬用、低脂肪
以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。
重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。
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いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨の原材料
原材料:鶏肉、鶏軟骨、でん粉、チキンエキス、寒天、大豆油、ミネラル類(Ca、Fe、Cu、Mn、Zn、I)、増粘多糖類、ビタミン類(A、D3、E、B6、葉酸、B12、コリン、ビオチン)、緑茶エキス、紅麹色素
赤字は物議をかもします。
粗灰分=1.5%, 粗繊維=0.2% (推定乾物繊維量=3.8%), 水分=87%
測定方法 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
ラベル保証 | 8% | 2% | NA |
乾物基準 | 62% | 15% | 22% |
熱量基準 | 57% | 34% | 9% |
このドッグフードの最初の原材料は鶏肉です。鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。
鶏肉には犬が生命を維持するために必要な10種類の必須アミノ酸がすべて豊富に含まれています。
2番目の原材料は鶏軟骨です。鶏軟骨は含まれるタンパク質のほとんどがコラーゲンです。コラーゲンは体内のあらゆる組織に存在し、細胞と細胞を繋ぐ接着剤のような役割を担っています。
また、骨・軟骨・関節・腱などの必須構成要素でもあるため股関節異形成や関節炎の改善に役立ちます。
3番目の原材料はでん粉です。でん粉はとろみを付けて他の成分を結合しやすくし、味を濃くして嗜好性をあげます。
4番目の原材料はチキンエキスです。チキンエキスは鶏肉を水で煮込んで作るチキンスープのことで栄養価はそれほど高くありませんが、ドッグフードに風味と水分を与えます。
5番目の原材料は寒天です。寒天はテングサなどの海藻から作られます。約80%が食物繊維です。保水力が高いのでウェットフードのゲル化剤として使用されます。
6番目の原材料は大豆油です。大豆油はオメガ3脂肪酸が少なく、オメガ6脂肪酸が多いので栄養価が限定的です。
それに大豆アレルギーのことでさまざまな議論があります。精製された大豆油はアレルギーの原因になるタンパク質を含むことはありませんが、ここでは読者の注意を引き、自分で選択しやすいように赤文字にしています。
ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません。
ただし、3つの例外があります。
まず、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。
次に、増粘多糖類です。2種類以上の増粘剤が使用されて一括表示されているので何が使用されているのか分かりません。
もしカラギーナンが使用されていたら物議をかもします。カラギーナンは紅藻類から抽出したゼラチン状の増粘剤です。今まで安全と思われてきましたが、昨今はいくつかの議論があるようです。
ここでは読者が自分で判断できるよう注目を集める意味で赤文字にしておきました。
最後に、紅麹色素です。紅麹菌 (カビの一種) から抽出して得られる赤色の着色料です。
犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。
着色料は飼い主を満足させるためだけに使われている不要物です。
いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨の総合評価
いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨は原材料だけで判断すると平均的なドッグフードに見えます。
しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。
乾物基準ではタンパク質が62%、脂質が15%、推定炭水化物が22%と判明しました。
脂質とタンパク質の比率は約24%です。
一般的なウエットタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均以下、炭水化物は平均以下。
植物由来のタンパク質源を一切含んでいないので、このドッグフードは大量の肉を含んでいるように見えます。
いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨は穀物を含んでいます。
動物性タンパク質の供給源として大量の鶏肉を使用したゼリータイプのドッグフードです。星3の評価を下しました。
少しおすすめです。
評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

いなばペットフード 低脂肪 とりささみ&鶏軟骨
グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性
アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。
詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。
おわりに
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