ドギーマン ヘルシージャーキーS

ドギーマン ヘルシージャーキーSの批評(ジャーキー)

ドギーマン ヘルシージャーキーSはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

ドギーマン ヘルシージャーキーS

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doggyman

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※生後二ヶ月以上

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

ドギーマン ヘルシージャーキーSの原材料

原材料:肉類(鶏肉、牛肉)、植物性たん白小麦粉パン粉、ソルビトール、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、亜鉛、ヨウ素、鉄)、グリセリン、保存料(ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム)、調味料、乳化剤、くん液、膨張剤、ビタミン類(E、A、D)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)食用色素(赤106)

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=6%, 粗繊維=1% (推定乾物繊維量=1.3%), 水分=28%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証25%8%NA
乾物基準35%11%46%
熱量基準33%25%42%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(鶏肉、牛肉)です。

鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。

牛肉は屠殺された牛から得られる清潔な肉です。骨格のある筋の部分、または舌、横隔膜、心臓、食道にある部分に限定されます。ただし、人間向けに販売される生肉と同様に脂肪、毛、筋肉に付随する他の組織(脂肪・軟骨・腱・神経・血管など)が含まれる場合があります。骨は含まれていません。

2番目の原材料は植物性たん白です。由来する原材料が分からないので品質について判断できません。基本的に植物性タンパク質は動物性タンパク質よりも生物学的価値(BV)が劣っています。

植物由来の原材料は製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

3番目の原材料は小麦粉です。小麦を挽いて作った穀粉です。炭水化物と食物繊維を除けば犬にとってわずかな栄養しかありません。安価であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

4番目の原材料はパン粉です。パン粉は一般的に小麦粉で作ったパンを粉状に砕いて作られたものです。炭水化物が豊富です。かさ増しするために加工食品業者から安価に仕入れた廃棄物でしょう。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、7つの例外があります。

まず、プロピレングリコールです。保湿剤として半生フードを柔らかく湿った状態に保ちます。犬の半数致死量は〜9mL/kgです。低用量では毒性が低いのでアメリカ食品医薬品局でGRAS (食品添加物に与えられる安全基準合格証) とされ、一般に安全と認められています。[1,2]

しかし、犬は飼い主に与えられた食事しか口にできないので長期間与えられたときの潜在的影響を考慮すると避けたほうがいいでしょう。

また、プロピレングリコールはペットフード安全法でキャットフードに使用するのが禁止されているので犬と一緒に猫を飼っている人は、この成分が含まれるドッグフードを避けたほうがいいです。

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

そして、デヒドロ酢酸ナトリウムです。防腐剤・防カビ剤として加えられています。急性毒性があり、GHS分類は区分4で飲み込むと有害に該当しています。妊娠したラットとマウスに経口投与した実験では骨格変異と胎仔の死亡が増加した結果が出ています。[3]

日本では人用だとチーズ、バター、マーガリンのみに0.50g/kgの範囲内で使用が認められています。アメリカでは切ったかぼちゃの保存料として残存量が65ppmを超えない範囲で使用できます。

日本とアメリカ以外のほとんどの国ではデヒドロ酢酸ナトリウムの使用が禁止されています。

それから、調味料です。ペットフード安全法では添加物の一括表示が認められています。[4] 調味料には物議をかもすグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれている可能性があります。読者の注意を引くため赤文字にしました。

次に、くん液です。くん液は既存添加物で一般的に木材を燃やした煙を冷却して液体化したものです。燻製のような色と匂いをつけることができます。

燻煙成分にはホルムアルデヒドが含まれています。国際がん研究機関(略称:IARC)の発がん性評価でグループ1(ヒトに対する発癌性が認められる)に該当しています。

同じく発がん性物質のベンゾピレン類は煙を冷却する際に排煙口を150℃以下に温度設定することで発生を抑えることができます。[4]

燻煙中には発がん性物質が含まれていますが、その量は微量なので健康に与える影響は低いかもしれません。

次に、亜硝酸ナトリウムです。亜硝酸ナトリウムは変色を防ぎ、鮮やかな色を保つ発色剤として食品添加物に指定されています。ボツリヌス菌の繁殖を抑制する効果がある一方でメトヘモグロビン血症によりチアノーゼを引き起こす可能性であったり、発ガン性のあるニトロソアミンの生成と関連しています。ペットフード安全法では使用基準 (上限値100μg/g) が設定されています。

最後に、食用色素(赤106)です。犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響がありません。

着色料は飼い主を満足させるためだけに使われている不要物です。

ドギーマン ヘルシージャーキーSの総合評価

ドギーマン ヘルシージャーキーSは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が35%、脂質が11%、推定炭水化物が46%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約31%です。

一般的なソフトタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均以下、炭水化物は平均以下。

植物性たん白で総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは適度な量の肉を含んでいるように見えます。

しかし、このドッグフードにプロピレングリコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、調味料、くん液、亜硝酸ナトリウムが含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になります。

ドギーマン ヘルシージャーキーSは穀物を含んでいます。動物性タンパク質の供給源として適度な量の鶏肉、牛肉を使用したジャーキータイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 PET POISON HELPLINE, Propylene Glycol

*2 MSD MANUAL Veterinary Manual, Propylene Glycol Toxicosis

*3 厚生労働省 職場のあんぜんサイト, デヒドロ酢酸ナトリウム

*4 農林水産省, 農林水産省 ペットフード安全法 表示に関するQ&A

*5 日本木酢液協会,木酢液・竹酢液Q&A

-星2

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