シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入り

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りの批評(ウエット)

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りはいぬわーんで低評価の2つ星と判断されました。

評価:

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入り

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Mars

100g*24個¥3,240 (2019/12/25 19:00時点 )

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※成犬用

以下は同メーカーの関連商品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りの原材料

原材料:肉類(チキン、ラム)、野菜類(にんじん、いんげん、黄パプリカ)、チーズキブル、食物繊維植物性タンパクガーリックパウダー、ビタミン類(B1, B6, B12, D3, E, コリン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(Ca, Cl, Cu, I, K, Mg, Mn, Se, Zn)、増粘安定剤(増粘多糖類、加工デンプン)、リン酸塩、着色料(二酸化チタン、カラメル)、EDTA-Ca・Na・Ca-Na、発色剤(亜硝酸塩)、保存料(亜硫酸塩

赤文字は物議をかもします。

粗灰分=2%, 粗繊維=1.5% (推定乾物繊維量=13.6%), 水分=89%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証5%2.5%NA
乾物基準45%23%14%
熱量基準45%55%0%

このドッグフードの最初の原材料は肉類(チキン、ラム等)です。チキンとラムは犬に必要な10種類の必須アミノ酸がすべて含まれている良質なタンパク質源です。“等”の部分は何が使用されているのか分からない匿名の肉です。消費者に対する適切な情報提供の観点から不親切な記述方法です。

2番目の原材料は野菜類(にんじん、いんげん、黄パプリカ)です。にんじんはβカロテン、ミネラル、食物繊維が豊富です。インゲン豆は緑黄色野菜でミネラル、ビタミン、食物繊維が幅広く含まれています。パプリカはカロテンとビタミンCを多く含みます。

3番目の原材料はチーズキブルです。チーズキブルという原材料はありません。造語でしょうか。もしかしてチーズだとするとタンパク質、ミネラルを多く含みます。チーズは作るときに乳酸菌が乳糖を栄養源にするため、牛乳よりも乳糖が少ないです。何チーズを使用しているのかは分からないので塩分量は不明です。

4番目の原材料は食物繊維です。食物繊維は栄養的価値はないので繊維の利点以外、犬にメリットはありません。

5番目の原材料は植物性タンパクです。由来する原材料が分からないので品質について判断できません。基本的に植物性タンパク質は動物性タンパク質よりも生物学的価値(BV)が劣っています。

植物由来の原材料は製品ラベルに記載されている総タンパク質量を著しく増加させることができるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

6番目の原材料はガーリックパウダーです。ニンニクは玉ねぎと同じネギ科の植物であるため賛否両論であり、有益または毒性のどちらの主張もあります。

ただ、ここでは賛否両論あることを伝えるだけで、適量であれば許容できる原材料であり、ノミ・ダニを寄せ付けない等の効果を得られると考えます。

しかし、一部の秋田犬、柴犬などの日本犬種はニンニクを避けたほうがいいでしょう。ニンニクに含まれる有機チオ硫酸化合物によるタマネギ中毒 (ハインツ小体性貧血) に対してより敏感です。また、妊娠犬と子犬もニンニクは避けたほうがいいでしょう。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、5つの例外があります。

まず、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

次に、増粘多糖類です。2種類以上の増粘剤が使用されて一括表示されているので何が使用されているのか分かりません。

もしカラギーナンが使用されていたら物議をかもします。カラギーナンは紅藻類から抽出したゼラチン状の増粘剤です。今まで安全と思われてきましたが、昨今はいくつかの議論があるようです。ここでは読者が自分で判断できるよう注目を集める意味で赤文字にしておきました。

そして、着色料(二酸化チタン、カラメル)です。カラメルはドッグフードで黄色から褐色までの間の色合いの着色に使われます。Consumer Reportsでは動物実験で癌を引き起こすことが分かっています。[1] しかし、一方 (FDA) では安全との見方もあります。[2]

カラメルに関してどちらが正しいのかは分りません。しかし、いぬわーんでは一貫してドッグフードに着色料は不要であると考えます。

二酸化チタンは白色の着色料です。この着色料は一部では安全な食品添加物であると主張する人もいますが、国際がん研究機関 (IARC) では「IARC発がん性リスク一覧」のグループ2B (ヒトに対する発癌性があると考えられる) に該当しています。

犬は色覚が人間よりも劣ると言われています。そして、犬は視覚よりもずっと優れた嗅覚を持っているため、ドッグフードを美味しそうに彩ったところで犬の食欲増進にほとんど影響はありません。結局のところ着色料は飼い主を満足させるためだけに使われています。

それから、亜硝酸塩です。食品添加物として使用される亜硝酸塩類 (亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム) は用途名と物質名を併記することになっています。ここで用途名は“発色剤”と書かれており、物質名は簡略名で“亜硝酸塩”と書かれています。

亜硝酸塩の一つ、亜硝酸ナトリウムはボツリヌス菌の繁殖を抑制する効果がある一方でメトヘモグロビン血症によりチアノーゼを引き起こす可能性であったり、発ガン性のあるニトロソアミンの生成と関連しています。ペットフード安全法では使用基準 (上限値100μg/g) が設定されています。

最後に、亜硫酸塩です。食品添加物として使用される亜硫酸塩類 (亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、ピロ亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム) は用途名と物質名を併記することになっています。

ここで用途名は“保存料”と書かれており、物質名は簡略名で“亜硫酸塩”と書かれています。亜硫酸塩の一つ、亜硫酸ナトリウムはチアミン欠乏症を誘発することが分かっています。[3]

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りの総合評価

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りは原材料だけで判断すると平均以下のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が45%、脂質が23%、推定炭水化物が14%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約51%です。

一般的なウエットタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均的、炭水化物は平均以下。

植物性タンパクで総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは適度な量の肉を含んでいるように見えます。

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入りは穀物を含んでいません。動物性タンパク質の供給源として適度な量のチキン、ラム、匿名の肉を使用したウエットタイプのドッグフードです。星2の評価を下しました。

おすすめしません。

このドッグフードに匿名の肉、二酸化チタン、亜硝酸塩、亜硫酸塩が含まれているのが残念です。これらの物議をかもす原材料が評価を下げる要因になりました。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質に基づいて決定しています。

シーザー おうちレシピ やわらかチキン チーズ&野菜入り

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 Consumer Reports, Caramel color: The health risk that may be in your soda, February 10, 2014

*2 fda, Questions & Answers on Caramel Coloring and 4-MEI, 01/04/2018

*3 pubmed, Thiamine Deficiency in Dogs Due to the Feeding of Sulphite Preserved Meat

-星2

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