ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグの批評(ドライ)

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグ

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグはいぬわーんで中間評価の3つ星と判断されました。

評価:

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグ

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグ

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※成犬用、室内犬向け

以下は同メーカーの関連製品です。ペットフードの表示に関する公正競争規約に則っている場合は、総合栄養食の表示とドッグフードが適応する成長段階が併記されています。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

製品評価成長段階
ケイナイン・トリビュート チキン オールステージ4A
ケイナイン・トリビュート チキン インドアドッグ3M
ケイナイン・トリビュート チキン アクティブシニア4M
ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ オールステージ4A
ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグ3M
ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ アクティブシニア4M

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグの原材料とラベルの分析

原材料:鶏肉、米粉、コーングルテンフィード小麦粉、チキンミール、ビートパルプコーングルテンミールアルファルファミール、動物性油脂(牛脂)、チキンレバーエキスパウダー、精製魚油(DHA・EPA源)、植物抽出発酵エキス、ゼオライト、オリゴ糖、月見草オイル(γ-リノレン酸源)、殺菌処理乳酸菌、パン酵母(セレン源)、L-カルニチン、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、塩化カリウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、酸味料(クエン酸)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、パントテン酸、B2、A、C、B1、B6、葉酸、K、D3、B12、ビオチン)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=8%, 粗繊維=5% (推定乾物繊維量=5.5%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証20%8%NA
乾物基準22%9%60%
熱量基準23%22%55%

このドッグフードの最初の原材料は鶏肉です。鶏肉は鶏の清潔な肉と皮です。骨の有無は問われません。羽毛、頭、足、内臓は含まれていません。人間用に売られている丸焼き用の内臓処理等を施された鶏と同じです。

鶏肉には犬が生命を維持するために必要な10種類の必須アミノ酸がすべて豊富に含まれています。

2番目の原材料は米粉です。米粉は小麦粉のグルテンを含まない代替品と考えられます。しかも腹持ちが小麦粉より良いです。

3番目の原材料はコーングルテンフィードです。コーングルテンフィードはコーンスターチ、コーンシロップの製造時にできる副産物でタンパク質源です。一般的に牛の飼料に使われます。

4番目の原材料は小麦粉です。小麦粉は小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものです。安価な炭水化物源であるためメーカーが好んで使う傾向にあります。

5番目の原材料はチキンミールです。チキンミールは羽毛、頭、足、内臓を除いた鶏の清潔な肉と皮と骨 (骨は含めても含めなくても良い) をレンダリングして乾燥させた肉粉です。

熱と圧力を加えて脂肪の分離と水分を取り除き、主にタンパク質とミネラルを残す製法のレンダリングにより通常の生肉よりもはるかに高いタンパク質を含んでいます。

6番目の原材料はビートパルプです。ビートパルプはテンサイから砂糖を抽出した後に残る繊維状の物質です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。

ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

7番目の原材料はコーングルテンミールです。コーングルテンミールはトウモロコシからでん粉を取り除いたあとに残る副産物を脱水、乾燥させたものでトウモロコシ由来の植物性タンパク質です。約60%のタンパク質を含みます。

コーングルテンミールは動物性タンパク質よりも生物学的価値(BV)が劣っており、総タンパク質量を著しく増加させるため、肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

コーングルテンフィードとコーングルテンミールは名前が似ていますが異なるものです。例えばタンパク質の含有量が異なります。コーングルテンフィードのタンパク質含有量はコーングルテンミールの約半分です。

8番目の原材料はアルファルファミールです。アルファルファはマメ科の多年草でタンパク質と繊維が豊富です。一般的に飼料作物として栽培されており、ドッグフードに使用されることはめったにありません。

9番目の原材料は牛脂です。牛脂は食用に不向きの特定危険部位を除いた牛肉をレンダリングして抽出した油脂です。飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸が大部分を占めており、多価不飽和脂肪酸は少ないため栄養的価値は低い。しかし、犬の嗜好性を高めます。

10番目の原材料はチキンレバーエキスパウダーです。鶏の肝臓を原料とした旨み抽出物です。ドライフードに使われている場合、製造の最終段階でキブルの表面にコーティングして犬の嗜好性を高める天然香料として使われます。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。

まず、精製魚油です。魚油はEPAやDHAのようなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。由来する魚の名前が不明ですが、魚油の鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

次に、ゼオライトです。ゼオライトは粘土鉱物の一種です。主に消化器系の健康に作用します。ゼオライトは体内の余分な水分と毒素を吸着して体外へ排出します。

そして、オリゴ糖です。オリゴ糖はおそらく腸内細菌の栄養源となって善玉菌を増やすプレバイオティクスとして含まれています。

それから、月見草オイルです。月見草オイルは脂肪酸のγ-リノレン酸 (GLA) を含んでいます。γ-リノレン酸はオメガ6系多価不飽和脂肪酸で体の中で炎症を引き起こす化学物質の生成を抑制し、関節炎や被毛の健康に役立ちます。

次に、殺菌処理乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[1]

次に、パン酵母です。パン酵母はタンパク質やアミノ酸、核酸を多く含むので嗜好性を向上させる目的として使用されています。また、含有量次第では食物繊維源としても効果があります。

パン酵母に含まれるセレンは必須ミネラルで体を健康に保つのに必要な栄養素です。抗酸化作用、癌リスク・心臓病リスク・甲状腺疾患リスクの軽減、認知機能の衰退を抑えるなどの効果があります。[2]

次に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

最後に、ビタミンKです。ビタミンKはK1からK5の5種類が存在します。ドッグフードで一般的なのはK1からK3までです。ここではビタミンKの種類が不明ですが、ビタミンK3 (メナジオン) だと溶血性貧血・核黄疸・高ビリルビン血症を誘発する可能性があります。

AAFCOの栄養基準ではビタミンKの必要量が記載されていません。ビタミンKは総合栄養食に必須の栄養素ではありません。

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグの成分と肉含有量の分析

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグは原材料だけで判断すると平均的なドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が22%、脂質が9%、推定炭水化物が60%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約41%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

コーングルテンフィード、コーングルテンミール、アルファルファミール、パン酵母で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグの最終評価

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグは動物性タンパク質の供給源として適度な量の鶏肉を使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星3の評価を下しました。

少しおすすめします。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

このドッグフードにはキブルの大きさが普通サイズになった「ケイナイン・トリビュート チキン インドアドッグ」があります。

ケイナイン・トリビュート チキン 小粒タイプ インドアドッグ

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グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

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脚注

*1 腸内細菌学会, プロバイオティクス

*2 「統合医療」に係る情報発信等推進事業, セレニウム/Selenium