アボ・ダーム スモールブリードラムの批評(ドライ)

アボ・ダーム スモールブリードラム

アボ・ダーム スモールブリードラムはいぬわーんで中間評価の4つ星を獲得しました。

評価:

以下はアボダームの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

アボ・ダーム スモールブリードラムの原材料

原材料:ラム、ラムミール、えんどう豆、ひよこ豆、えんどう豆粉、タピオカ、鶏脂肪、乾燥アボカド果肉、ナチュラルフレーバー、アルファルファミール、亜麻仁、乾燥ビートパルプ、チコリー根、塩化カリウム、塩、海藻、アボカドオイル、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、セレニウム酵母、銅アミノ酸キレート、硫酸銅、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリウム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7%, 粗繊維=6% (推定乾物繊維量=6.6%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証23%13%NA
乾物基準26%14%52%
熱量基準24%33%43%

このドッグフードの最初と2番目の原材料はラムラムミールです。ラム肉は犬の必須アミノ酸10種類をすべて含んだタンパク質です。ラムミールは肉や骨を加熱して溶け出した脂肪分を取り除いてから乾燥粉末にしたものです。タンパク質源であり、カルシウムやリン等のミネラル源でもあります。

原材料の表示は重量順なのでラベルを見ればラム肉の量が多いように見えますが、水分量を加味すればメインのタンパク質はラムミールです。ミールを使ったフードはラベルの並び順を見るのが大切です。

3番目と4番目の原材料はえんどう豆ひよこ豆です。これらの豆は炭水化物源で食物繊維が豊富です。タンパク質を含むので肉の含有量を判断する際に考慮すべき要素です。

5番目の原材料はえんどう豆粉です。エンドウ豆粉は乾燥させたエンドウ豆を挽いて粉状にしたものです。エンドウ豆粉には植物性タンパク質が含まれています。肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

6番目の原材料はタピオカです。タピオカはキャッサバの根茎からとれるデンプンです。グルテンフリーの炭水化物源であり、食材と食材とのつなぎの役割を担います。

7番目の原材料は鶏脂肪です。鶏脂は消化しやすい動物性脂肪であり、必須脂肪酸のリノール酸 (オメガ6脂肪酸) を多く含んでいます。ドッグフードに加えることで嗜好性を高める良質な油です。

8番目の原材料は乾燥アボカド果肉です。アボカドは物議をかもします。それはアボカドに含まれるペルシンと呼ばれる物質が特定の動物に毒性があることに関係しています。[1,2,3]

しかし、アボダームでは1982年からアボカド入りのドッグフードを販売しており、その長い販売実績からアボカドは犬に対して安全であると考えます。[4] 物議をかもす赤文字にしていますが、評価に悪影響与える食材と見なしていません。

9番目の原材料はナチュラルフレーバーです。動植物から得られる天然の物質でドッグフードに香りを付け、嗜好性を高める目的で使用されています。原料に何が使われているのか不明ですが、極めて微量のため健康被害の危険がなく安全です。

10番目の原材料はアルファルファです。アルファルファはタンパク質を含んでいますが、ここではタンパク質を増やす目的として使われているようには見えません。微量必須ミネラル (亜鉛、鉄、マンガン) およびビタミン (ビタミンA、ビタミンC) を加えるためのように見えます。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、6つの例外があります。

まず、亜麻仁です。亜麻仁はオメガ3脂肪酸の良質な供給源で健康的な毛質をサポートします。他にも食物繊維が豊富です。

亜麻仁はタンパク質を含んでいるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

次に、ビートパルプです。ビートパルプは甜菜 (サトウダイコン) に含まれる食物繊維です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。

ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

そして、チコリー根です。チコリ根にはイヌリンが多く含まれています。イヌリンは難消化性の水溶性食物繊維でプレバイオティクスです。

イヌリンが大腸で腸内細菌によって発酵されると短鎖脂肪酸を生成してさまざまな健康上の利点をもたらします。

それから、アボカドオイルです。アボカドオイルはほとんどがオレイン酸のような一価不飽和脂肪酸です。オメガ6脂肪酸も約14%ほど含み、犬の皮膚・被毛の健康に役立ちます。

しかし、前述したアボカドと同様にペルシンと呼ばれる特定の動物に対して毒性がある物質が含まれていることで物議をかもします。

次に、ミネラルはキレート化されています。キレート化されたミネラルは体に吸収されやすくなります。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

最後に、多数の乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[5]

アボ・ダーム スモールブリードラムの総合評価

アボ・ダーム スモールブリードラムは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が26%、脂質が14%、推定炭水化物が52%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約54%です。

一般的な成犬向けドライフードと比較するとタンパク質は平均に近い、脂質は平均に近い、炭水化物は平均以上。

エンドウ豆、ヒヨコ豆、エンドウ豆粉、アルファルファミール、亜麻仁で総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは適度な量の肉を含んでいるように見えます。

アボ・ダーム スモールブリードラムは動物性タンパク質の供給源として適度な量のラムミールを使用した穀物を含まないドライタイプのドッグフードです。星4の評価を下しました。

とてもおすすめです。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

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脚注

*1 FDA, Potentially Dangerous Items for Your Pet

*2 ASPCA, Avocado

*3 PETPOISON HELPLINE, Avocado

*4 Avo Drem, WHY AVOCADOS?

*5 腸内細菌学会, プロバイオティクス