アボ・ダーム ライトの批評(ドライ)

アボ・ダーム ライト

アボ・ダーム ライトはいぬわーんで中間評価の3つ星と判断されました。

評価:

以下はアボダームの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

アボ・ダーム ライトの原材料

原材料:玄米粉、米粉、チキンミール、米糠、オートミール、アボカドトマト繊維、ナチュラルフレーバー、アルファルファミールえんどう豆蛋白、鶏脂肪、亜麻仁、塩、塩化カリウム、海草、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD3、ビオチン、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、アミノ酸亜鉛キレート、硫酸鉄、硫酸マンガン、アミノ酸マンガンキレート、硫酸銅、アミノ酸銅キレート、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アボカドオイル、レシチン、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリウム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7%, 粗繊維=5% (推定乾物繊維量=5.5%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証20%12%NA
乾物基準22%13%57%
熱量基準21%31%48%

このドッグフードの最初の原材料はチキンミールです。チキンミールは肉や骨を加熱して溶け出した脂肪分を取り除いてから乾燥粉末にしたものです。タンパク質源であり、カルシウムやリン等のミネラル源でもあります。

2番目の原材料は玄米です。玄米は炭水化物源で食物繊維、ミネラル、ビタミンB群を含んでいます。

3番目の原材料は白米です。消化の良い炭水化物源です。

4番目の原材料は米糠です。米ぬかは玄米を白米に精米するときにでる種皮や胚芽などの副産物です。食物繊維が豊富でタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなども含んでいます。

米ぬかは低価格な原料であるため他の多くの穀物と同様にドッグフードのかさ増しとみなすことができるため賛否両論がある原材料です。

5番目の原材料はオートミールです。オートミールはオーツ麦を粉砕して食べやすくしたものでビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な低GI (血糖値が上昇しにくい) 穀物です。

6番目の原材料は鶏脂肪です。鶏脂は消化しやすい動物性脂肪であり、必須脂肪酸のリノール酸 (オメガ6脂肪酸) を多く含んでいます。ドッグフードに加えることで嗜好性を高める良質な油です。

7番目の原材料はアボカドです。アボカドは物議をかもします。それはアボカドに含まれるペルシンと呼ばれる物質が特定の動物に毒性があることに関係しています。[1,2,3]

しかし、アボダームでは1982年からアボカド入りのドッグフードを販売しており、その長い販売実績からアボカドは犬に対して安全であると考えます。[4] 物議をかもす赤文字にしていますが、評価に悪影響与える食材と見なしていません。

8番目の原材料はナチュラルフレーバーです。動植物から得られる天然の物質でドッグフードに香りを付け、嗜好性を高める目的で使用されています。原料に何が使われているのか不明ですが、極めて微量のため健康被害の危険がなく安全です。

9番目の原材料はアルファルファミールです。アルファルファはタンパク質を含んでいますが、ここではタンパク質を増やす目的として使われているようには見えません。微量必須ミネラル (亜鉛、鉄、マンガン) およびビタミン (ビタミンA、ビタミンC) を加えるためのように見えます。

10番目の原材料はトマト繊維です。トマト繊維は水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれています。栄養的価値はないので繊維の利点以外、犬にメリットはありません。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、4つの例外があります。

まず、亜麻仁です。亜麻仁はオメガ3脂肪酸の良質な供給源で健康的な毛質をサポートします。他にも食物繊維が豊富です。

亜麻仁はタンパク質を含んでいるので肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

次に、アボカドオイルです。アボカドオイルはほとんどがオレイン酸のような一価不飽和脂肪酸です。オメガ6脂肪酸も約14%ほど含み、犬の皮膚・被毛の健康に役立ちます。

しかし、前述したアボカドと同様にペルシンと呼ばれる特定の動物に対して毒性がある物質が含まれていることで物議をかもします。

そして、ミネラルはキレート化されています。キレート化されたミネラルは体に吸収されやすくなります。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

最後に、多数の乳酸菌です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[5]

アボ・ダーム ライトの総合評価

アボ・ダーム ライトは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が22%、脂質が13%、推定炭水化物が57%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約60%です。

一般的な体重管理向けのドライフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

アルファルファミール、亜麻仁で総タンパク質を増加させることを考えると、このドッグフードは僅かな量の肉を含んでいるように見えます。

アボ・ダーム ライトは動物性タンパク質の供給源として僅かな量のチキンミールを使用した穀物を含むドライタイプのドッグフードです。星3の評価を下しました。

少しおすすめです。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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リコール等情報

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脚注

*1 FDA, Potentially Dangerous Items for Your Pet

*2 ASPCA, Avocado

*3 PETPOISON HELPLINE, Avocado

*4 Avo Drem, WHY AVOCADOS?

*5 腸内細菌学会, プロバイオティクス