アーテミス アガリクス I/S ヘルシーウェイト 小粒の批評(ドライ)

アーテミス アガリクス I/S ヘルシーウェイト 小粒

アーテミス アガリクスI/S ヘルシーウェイト 小粒はいぬわーんで中間評価の3つ星と判断されました。

評価:

以下はアーテミス アガリクス I/Sの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

アーテミス アガリクスI/S ヘルシーウェイト 小粒の原材料

原材料:全粒玄米・フレッシュチキン・ドライチキン・鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥ビートパルプ・チキンスープ(天然風味料)・フラックスシード・ドライ魚肉・塩化カリウム・塩・塩化コリン・乾燥チコリ根・L-カルニチン・グルコサミン塩酸塩・ラクトバチルスアシドフィルス菌・ビフィドバクテリウム アニマリス・ラクトバチルスロイテリ・エンテロコッカスフェカリスEF2001・アガリクス・プラセンタ(馬由来)・ビタミンE・キレート鉄・キレート亜鉛・ユッカシジゲラエキス・キレート銅・硫酸第一鉄・硫酸亜鉛・硫酸銅・ヨウ化カリウム・チアミン硝酸塩・キレートマンガン・酸化マンガン・コンドロイチン硫酸・アスコルビン酸・ビタミンA・ビオチン・ナイアシン・パントテン酸カルシウム・硫酸マンガン・亜セレン酸ナトリウム・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・ビタミンB12・リボフラビン・ビタミンD・葉酸

赤字は物議をかもします。

粗灰分=6%, 粗繊維=3% (推定乾物繊維量=3.3%), 水分=10%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証20%8%NA
乾物基準22%9%62%
熱量基準22%21%57%

このドッグフードの最初の原材料は全粒玄米です。全粒玄米は糠や胚芽などの部位を除去していない玄米のことで精白した玄米よりミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富です。

2番目と3番目の原材料はフレッシュチキンドライチキンです。

フレッシュは ”冷蔵保存された(生のまま)” を意味しています。つまり、冷凍保存せず、加工もしていないので鮮度が高く、風味を損なっていない状態のことです。ただのチキンよりもフレッシュチキンのほうが明確に原材料の情報開示を行っているので品質の高い食材と見なすことができます。

原材料の3番目は ”ドライチキン” と書いてありますが、総輸入代理店のよくある質問によるとドライチキンまたはドライ○○はミールのことだそうです。アーテミス アガリクス I/S製品はアメリカで販売終了しているのでアメリカの公式サイトで確認できませんでしたが、他のアーテミス製品(オソピュア)の翻訳を確認してみるとチキンミールのところがドライチキンに翻訳されているのでドライチキン=チキンミールで間違いなさそうです。

フードの価格的にフレッシュ肉をふんだんに使うのは無理なのでメインのタンパク質はミールです。生肉は水分が7割でミールは乾燥物だからタンパク質量で考えるとミールのほうが多くなると推測できます。

4番目の原材料は鶏脂肪です。鶏脂は消化しやすい動物性脂肪であり、必須脂肪酸のリノール酸 (オメガ6脂肪酸) を多く含んでいます。ドッグフードに加えることで風味を高める効果がある良質な油です。

5番目の原材料は乾燥ビートパルプです。甜菜 (サトウダイコン) に含まれる食物繊維です。ビートパルプはたびたび議論になります。安価にかさ増しできる不要物と非難する人もいれば、食物繊維が役に立つと言う人もいます。

ここでは賛否両論があることを伝えるだけで、適度な量であれば許容できる原材料だと考えます。

6番目の原材料はチキンスープです。これは加水分解された鶏肉のことです。天然風味料と書いてあることから分かるようにキブルに噴霧して嗜好性を上げるためのものです。

7番目の原材料はフラックスシードです。フラックスシード(亜麻仁)はオメガ3脂肪酸の良質な供給源で健康的な毛質をサポートします。他にも食物繊維が豊富です。

亜麻仁はタンパク質を含んでいるので、肉の含有量を判断するときに考慮しなければいけません。

8番目の原材料はドライ魚肉です。前述した通りドライ○○はミールのことなので、これはフィッシュミール(魚粉)のことです。魚の名称が省略されているため、多くの場合、複数の魚の混合肉です。

一概に魚といっても含まれる栄養素は異なるので魚種が明らかになっていたほうが評価を下す際により良い影響を与えたでしょう。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、5つの例外があります。

まず、乾燥チコリ根です。チコリ根にはイヌリンが多く含まれています。イヌリンは難消化性の水溶性食物繊維でプレバイオティクスです。

イヌリンが大腸で腸内細菌によって発酵されると短鎖脂肪酸を生成してさまざまな健康上の利点をもたらします。

次に、ラクトバチルス アシドフィルス菌などの乳酸菌です。これらはプロバイオティクスのために含まれています。

プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。効果は腸内環境を整える、免疫機能の強化、動脈硬化の予防などです。[1]

そして、アガリクスです。アガリクスは免疫賦活作用があるとされる薬用キノコです。キノコ特有のβグルカンを多く含み、体の免疫力を高める働きがあります。

それから、プラセンタです。プラセンタは胎盤のことで動物が出産後に胎盤を食べることで体力を回復させるように多岐にわたる栄養素が豊富です。また、肝機能が改善し、毛並みや毛ヅヤなどが良くなります。

最後に、ミネラルはキレート化されています。キレート化されたミネラルは体に吸収されやすくなります。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

アーテミス アガリクスI/S ヘルシーウェイト 小粒の総合評価

アーテミス アガリクスI/S ヘルシーウェイト 小粒は原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

乾物基準ではタンパク質が22%、脂質が9%、推定炭水化物が62%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約41%です。

一般的な体重管理向けのドライフードと比較するとタンパク質は平均以下、脂質は平均以下、炭水化物は平均以上。

総タンパク質を増加させる植物性タンパク質は亜麻仁しかないので肉の含有量を考える際に大きな影響はありません。このドッグフードは乾物タンパク質が22%しかないので僅かな量の肉しか含んでいないように見えます。

アーテミス アガリクスI/S ヘルシーウェイト 小粒は動物性タンパク質の供給源として僅かな量のチキンミールを使用した穀物を含むドライフードです。星3の評価を下しました。

少しおすすめです。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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脚注

*1 腸内細菌学会, プロバイオティクス