アカナ レジオナル パシフィカの批評 (ドライ)

アカナ レジオナル パシフィカ

アカナ レジオナル パシフィカはいぬわーんで最高評価の5つ星を獲得しました。

評価:

以下はアカナ レジオナルの関連製品です。表の成長段階に書いてある記号はそれぞれの頭文字を取ったもので【G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明】の意味があります。

アカナ レジオナル パシフィカの原材料とラベルの分析

ドッグフードを選ぶ際には原材料に書かれた上から最初の10品目を見てください。

原材料の表示は原則、重量順です。つまり、最初に書いてあるものがもっとも含有量が多いのです。

原材料:新鮮丸ごと太平洋ニシン(14%), 新鮮丸ごと太平洋イワシ(12%), 新鮮丸ごとアブラカレイ(8%), 丸ごとニシンミール(8%), 太平洋タラミール(7%), 丸ごとシロガネダラミール(7%), 丸ごとグリンピース, 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごと緑レンズ豆, タラ油(6%), 新鮮丸ごとシルバーヘイク(4%), 新鮮丸ごとレッドストライプメバル(4%), 丸ごとピント豆, 丸ごとイエローピース, 日干しアルファルファ, コールドプレスヒマワリ油, レンズ豆繊維, 乾燥ブラウンケルプ, 新鮮カボチャ, 新鮮バターナッツスクワッシュ, 新鮮パースニップ, 新鮮グリーンケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮ニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライタラレバー(0.1%), 新鮮クランベリー, 新鮮ブルーベリー, チコリー根, ターメリックルート, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ , フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)添加栄養素:ビタミンE、亜鉛、銅

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7%以下, 粗繊維=6%以下 (推定乾物繊維量=6.8%), 水分=12%以下

測定方法タンパク質脂質炭水化物
保証分析値35%17%NA
乾物基準39.7%19.3%32.9%
熱量基準35%42%23%

このドッグフードの1~3番目の原材料は新鮮丸ごと太平洋ニシン(14%), 新鮮丸ごと太平洋イワシ(12%), 新鮮丸ごとアブラカレイ(8%)です。

”新鮮”は「冷蔵保存された」を意味し、生の状態で使われたことを表しています。”丸ごと”は頭も内臓もすべて使っている意味です。

このフードは新鮮な魚介類が豊富に使われていますね。原材料の下のほうにも新鮮丸ごとシルバーヘイク(4%), 新鮮丸ごとレッドストライプメバル(4%)が書いてあります。

これらの魚介類すべての含有量を合わせると42%になります。特に含有量の多いニシンやイワシはタンパク質以外にもオメガ3脂肪酸(DHA,EPA)の理想的な供給源でもあります。

4~6番目の原材料は丸ごとニシンミール(8%), 太平洋タラミール(7%), 丸ごとシロガネダラミール(7%)です。

魚のミールは魚粉のことです。魚を加熱して脂肪分を分離し、残った魚肉や内臓といった部分を乾燥して粉末化したものになります。水分が飛び、脂肪分もほとんど残っていないのでタンパク質の供給源として利用されます。

次に、このフードには豆類が6種類も含まれています。

  • 丸ごとグリンピース
  • 丸ごと赤レンズ豆
  • 丸ごとヒヨコ豆
  • 丸ごと緑レンズ豆
  • 丸ごとピント豆
  • 丸ごとイエローピース

多様な豆がいっぱいですね。これらの豆は低GIの炭水化物で食物繊維も豊富に含んでいます。単体であれば特に気にすることはない原材料ですが、これだけ多様な豆が加えてあると粗タンパク質の値に大きな影響を与えます。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、8つの例外があります。

まず、タラ油(6%)です。タラミールを製造した際に分離した脂肪分です。オメガ3脂肪酸(DHA,EPA)の供給源です。

次に、日干しアルファルファです。日干しアルファルファはムラサキウマゴヤシと言うマメ科植物の発芽したばかりの新芽です。もやしのように細く柔らかで栄養価が高く、特にタンパク質はエンドウ豆やレンズ豆などのマメ科植物と同じような割合で含んでいます。

アルファルファは馬の飼料として有名でドッグフードではかさ増しとして使われることもありますが、幅広いミネラル、ビタミンを含んでいるので適量であれば悪くない食材です。

そして、コールドプレスヒマワリ油です。低温圧搾で栄養の損失や酸化を抑えて作られたヒマワリ油はリノール酸(オメガ6脂肪酸)の供給源です。また、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。

それから、レンズ豆繊維です。レンズ豆に由来する食物繊維で栄養学的価値はなく、かさ増しの一つです。しかし、繊維の供給源としては悪くありません。

次に、フリーズドライタラレバー(0.1%)です。含有量からおそらくフレーバーとして加えられており、キブルの完成後に振りかけたり、混ぜたりして嗜好性を高める目的で使われています。

次に、チコリー根です。チコリの根にはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。これは腸内で有益菌の栄養源(エサ)となり、腸内環境を整えるプレバイオティクスとして作用します。

次に、フェシウム菌です。これは乳酸菌の一種で腸内環境を整えてくれる有用菌です。イヌリンを栄養源として増殖し、腸内フローラの改善に役立ちます。

最後に、添加栄養素(ビタミンE、亜鉛、銅)です。使われている合成サプリメントは全部で3つだけです。食材だけでバランス良く栄養素が含まれている証拠ですね。

亜鉛は銅の吸収を阻害するので亜鉛を追加するなら念のために銅も追加するか、という感じでしょうか。ビタミンEは酸化防止剤としてでしょうね。

アカナ レジオナル パシフィカの成分と肉含有量の分析

アカナ レジオナル パシフィカは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が40%、脂質が19%、推定炭水化物が33%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約49%です。

一般的なオールステージ向けのドライフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均以上、炭水化物は平均以下。

丸ごとグリンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとピント豆、丸ごとイエローピース、日干しアルファルファで総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは大量の肉を含んでいるように見えます。

アカナ レジオナル パシフィカの最終評価

アカナ レジオナル パシフィカは動物性タンパク質の供給源として大量の多様な魚類を使用した穀物を含まないドライフードです。星5の評価を下しました。

とてもおすすめします。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

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