AATU チキン

AATU チキンの批評(ドライ)

AATU チキンはいぬわーんで最高評価の5つ星を獲得しました。

評価:

※成犬・シニア犬用、単一タンパク質、グレインフリー、グルテンフリー

以下は同メーカーの関連製品です。AATUはFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の定める基準を満たすように製造されています。いぬわーんが参考にするAAFCOとは異なる機関ですが、定める栄養基準はほとんど同等と考えます。

そして、FEDIAFの定める基準で製造されたドッグフードには総合栄養食の表示はありませんが、総合栄養食に相当します。

G=子犬、M=成犬・老犬、A=オールステージ、U=不明

重要:大型犬の子犬のためにドッグフードを選ぶ場合は、成長段階が成長期とオールステージに該当していても「大型犬の子犬にとって安全であるか」を確認してください。

AATU パピー サーモンの原材料とラベルの分析

原材料:80% チキン(50%チキン生肉(骨抜き)、30% 脱水チキン)、サツマイモ、ヒヨコマメ、エンドウ、ルーサン、チキンストック、サーモンオイル、ニンジン、トマト、チコリ、タピオカ、リンゴ、ナシ、クランベリー、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ、ビルベリー、コケモモ、パセリ、ペパーミント、スピルリナ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、カモミール、ローズヒップ、セイヨウイラクサ、ユッカ、マリゴールド、アニス果、フェヌグリーク、シナモン、グルコサミン、MSM、コンドロイチン

栄養添加物:Lカルニチン、乳酸菌(エンテロコッカス・フェシウム SF68)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)、 ミネラル類(硫酸鉄II、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム 、亜セレン酸ナトリウム)

赤字は物議をかもします。

粗灰分=7%, 粗繊維=3% (推定乾物繊維量=3.2%), 水分=8%

測定方法タンパク質脂質炭水化物
ラベル保証32%16%NA
乾物基準35%17%40%
熱量基準33%37%30%

このドッグフードの最初の原材料はチキン(50%チキン生肉(骨抜き)、30% 脱水チキン)です。チキンには犬が生命を維持するために必要な10種類の必須アミノ酸がすべて豊富に含まれています。

脱水チキンは鶏肉を乾燥させて水分を除去したものです。生の鶏肉とは違い水分が失われて栄養素のみで成分が構成されている (正確には水分が0%ではない) ので高濃度のタンパク質源です。

2番目の原材料はサツマイモです。サツマイモは炭水化物源です。他に食物繊維とヤラピンが含まれます。ヤラピンは緩下剤としての効果があるので食物繊維と相乗効果によって便秘改善の効果があります。

3番目の原材料はヒヨコマメです。ヒヨコ豆は炭水化物源で食物繊維が豊富です。ヒヨコ豆はタンパク質を多く含むので肉の含有量を判断する際に考慮すべき要素です。

4番目の原材料はエンドウです。エンドウ豆は良質な炭水化物源で食物繊維が豊富です。エンドウ豆はタンパク質を多く含むので肉の含有量を判断する際に考慮すべき要素です。

5番目の原材料はルーサンです。ルーサン(別名:アルファルファ)はマメ科の多年草でタンパク質と繊維が豊富です。一般的に飼料作物として栽培されており、ドッグフードに使用されることはめったにありません。

6番目の原材料はチキンストックです。チキンストックは鶏のガラや骨付き肉と野菜を一緒に煮込んで作る出汁です。栄養的価値はありませんが、チキン風味によって犬の嗜好性を高めます。

7番目の原材料はサーモンオイルです。サーモンオイルにはオレイン酸(オメガ9脂肪酸)が多く含まれるほか、魚油では一般的に見られるEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)も豊富に含まれています。サーモンオイルは鮮度と純度によって犬に良質な栄養を与えます。

8番目の原材料はニンジンです。ニンジンは根菜では唯一の緑黄色野菜でβ-カロテンの含有量がすば抜けて多いのが特徴です。また、食物繊維とビタミンB6、ビタミンKが多く含まれています。その他の必須栄養素は控えめです。

9番目の原材料はトマトです。トマトは多様な栄養成分が豊富な健康野菜です。トマトに含まれるリコピンはビタミンEの100倍とも言われる強い抗酸化作用で老化現象・生活習慣病の予防に役立ちます。

10番目の原材料はチコリです。チコリにはイヌリンと呼ばれる水溶性繊維が含まれており、プレバイオティクスとして腸内で善玉菌の餌となり、増殖を手助けして腸内環境を整える働きに関与します。

ここまで原材料をリストの上から順番に見てきました。この製品には他にも多くの原材料が含まれていますが、これよりも下に位置する原材料は評価に影響を与えそうにありません

ただし、3つの例外があります。

まず、スピルリナです。スピルリナは藍藻の一種で多くの必須栄養素やタンパク質の豊富な供給源です。タンパク質は10種類の必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。

次に、乳酸菌(エンテロコッカス・フェシウム SF68)です。乳酸菌はプロバイオティクスのために含まれています。プロバイオティクスは「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」です。[1]

最後に、ミネラルはキレート化されているようには見えません。体がミネラルを吸収するときに効率が悪いことを意味します。キレート化されたミネラルは通常、高品質のドッグフードに含まれていることが多いです。

AATU パピー サーモンの成分と肉含有量の分析

AATU チキンは原材料だけで判断すると平均以上のドッグフードに見えます。

しかし、原材料の品質だけではなく、成分 (タンパク質・脂質・炭水化物) と肉の含有量も評価を下すために重要です。

ラベルの分析で乾物基準はタンパク質が35%、脂質が17%、推定炭水化物が40%と判明しました。

脂質とタンパク質の比率は約49%です。

一般的なドライタイプのドッグフードと比較するとタンパク質は平均以上、脂質は平均以上、炭水化物は平均以下。

ヒヨコ豆、エンドウ豆、ルーサンで総タンパク質を増加させることを考えても、このドッグフードは大量の肉を含んでいるように見えます。

AATU パピー サーモンの最終評価

AATU チキンは動物性タンパク質の供給源として大量のチキンを使用した穀物を含まないドライタイプのドッグフードです。星5の評価を下しました。

とてもおすすめします。

評価はいぬわーんが推定した肉の含有量、脂質とタンパク質の比率、原材料の品質などの批評基準に基づいて決定しています。

グレインフリーと心臓病の潜在的な関係性

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2019年6月27日にグレインフリー (穀物を含まない) と拡張型心筋症との潜在的な関係について3回目の調査状況を発表しました。

詳しくは「FDAがグレインフリーと心臓病との潜在的な関連性を調査対象にする」をご覧ください。

おわりに

いぬわーんは個人所有のWebサイトです。そしてペットフード製造業者といかなるアフィリエイト提携をしていません。

ただし、一部のオンライン小売業者 (Amazon・楽天市場・Yahooショッピング) からはアフィリエイト紹介料を頂いています。

これはいぬわーんの運営者を支援して、すべてのコンテンツを無料で公開することに繋がっています。

そしてドッグフードの批評を行う際に金銭的な誘惑によって評価を下すことなく、公平かつ偏りのない判断を下すことにも繋がっています。

詳細については「免責事項」をご覧ください。

リコール等情報

ドッグフードの最新リコールをすべて確認したい場合はこちらの「ドッグフードのリコール等情報」をご覧ください。

脚注

*1 腸内細菌学会 /(旧)ビフィズス菌センター, プロバイオティクス(probiotics), (20202年11月21日閲覧)

-星5

© 2021 いぬわーん